Oracle Database 18c のインストール

こんにちは、YDCのヴィゴです。

ついに、Oracle 18c のオンプレミス版が公開されましたね。
そこで、Red Hat Enterprise Linux 7.5 にインストールしてみたいと思います。

インストレーション・ガイドですが、今のところ PDF版は英語のみのようです。
https://docs.oracle.com/cd/E96517_01/install-and-upgrade.html

新機能

個人的に気になったのは、読取り専用のORACLE_HOMEです。
詳しくは、マニュアルに記載されていますが、利点としてはパッチ適用時に複数サーバーにまとめて配布できるため、定期的なパッチ適用が簡略化されるなど、メンテナ ンスの面では便利な機能のようです。

https://docs.oracle.com/cd/E96517_01/ladbi/understanding-read-only-oracle-homes.html#GUID-AE1973D7-0325-4AD8-9FC9-D7BA3C3C3F37

SQL*Plus は3つの新機能が追加されました。
SQL_ID は、セッション内の高負荷のSQL文のみを取り消すなどかなり便利そうですね。

・SQL_ID
現在実行されているSQL文またはPL/SQL文のsql_idを表示するオプション

・SET ROWLIMIT
問合せに対して表示される行数を制限できるコマンド

・WINDOW
画面の幅と高さに応じて書式設定された出力にあわせて行サイズとページサイズを自動的に変更できる SET LINESIZEコマンドのオプション

https://docs.oracle.com/cd/E96517_01/sqpug/release-changes.html#GUID-C9E008E9-8A32-41CB-A62F-F27C18F3163D

前提条件もろもろ

インストール前に、大事な前提条件を確認します。
https://docs.oracle.com/cd/E96517_01/ladbi/oracle-database-installation-checklist.html#GUID-E847221C-1406-4B6D-8666-479DB6BDB046

物理メモリの要件は、12cと同様です。
ちょっと安心しました。

-- 最小: 1GBのRAM
-- 推奨: 2GB以上のRAM

ディスクの要件も、12cと同様でした。
前提となるパッケージリストは、bc が増えていますが、ほぼ同様です。
https://docs.oracle.com/cd/E96517_01/ladbi/supported-red-hat-enterprise-linux-7-distributions-for-x86-64.html#GUID-2E11B561-6587-4789-A583-2E33D705E498

お約束のカーネル・パラメータ、リソース制限の設定を行い、
グループの作成、Oracleユーザーの作成を行います。

Oracle Database のインストール

変わった点といえば、インストーラからのインストールではなく、Oracle Homeに直接展開するようになりました。
まずは、Oracle Homeを作成し、そこにDatabaseインストール用のzipを解凍します。
私の環境は古いマシンなので、少し時間がかかりました。

[oracle@rhel75-18c 18c]$ mkdir -p /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1

[oracle@rhel75-18c 18c]$ unzip -d /u01/app/oracle/product/18.0.0/dbhome_1  V978967-01.zip

展開したら、Oracle Homeでインストーラーを起動します。

[oracle@rhel75-18c dbhome_1]$ ./runInstaller


1. 今回は、[ソフトウェアのみの設定] を選択し、進みます。
ステップ 1/8

2. [単一インスタンス・データベールのインストール] を選択し、進みます。
ステップ 2/8

3. 今回は、Enterprise Edition を選択し、進みます。
ステップ 3/10

4. ここでは、Oracleベースを設定しますが、今回はこのまま進めます。
ステップ 4/10

5. インベントリ・ディレクトリの場所を指定します。ここもデフォルトのまま進みます。
ステップ 5/10

6. グループを指定できます。デフォルトのまま進みます。
ステップ 6/10

7. 前提条件のチェックが行われ、問題が無ければサマリーが表示されます。
内容を確認し、インストールを行います。
ステップ 8/10

8. インストール途中で、rootでのスクリプトを実行するよう要求されます。
root

9. インストール完了です。
ステップ 10/10

リスナーの作成

次に、リスナーを作成します。
$ORACLE_HOME/bin 配下で、./netca を実行します。
このGUIを見ると、なぜか懐かしくなります。

1. [リスナー構成] を選択し、進みます。
netca1

2. [追加] を選択し、進みます。
netca2

3. リスナー名を指定します。今回はデフォルトのまま、進みます。
netca3

4. プロトコルの選択画面でも、デフォルトの [TCP] のまま、進みます。
netca4

5. ポート番号を指定します。[標準ポート番号の1521を使用] を選択し、進みます。
netca5

6. 他のリスナーは追加しないので、[いいえ] を選択し、進みます。
netca6

7. 完了の画面が表示されますので、このまま進みます。
netca7

8. ようこそ画面が表示されたら、[終了] をクリックして終わりです。
netca8

データベースの作成

次に、データベースを作成していきます。
あと少しです。
$ORACLE_HOME/bin 配下で、./dbca を実行します。

1. [データベースの作成] を選択し、進みます。
db1

2. 今回は [拡張構成] を選択し、進みます。
db2

3. 今回は、データベースタイプを [Oracle単一インスタンス・データベース]、
テンプレート名を [汎用またはトランザクション処理] を選択し、進みます。
db3

4. データベース名、SIDを入力します。
今回は、[コンテナ・データベースとして作成] を選択し、PDBの数、PDB名を設定し、進みます。
db4

5. 今回は、以下のようにデータベース・ファイルの記憶域タイプを [ファイルシステム] を選択し、進みます。
db5

6. 今回は、高速リカバリ領域を指定では [ファイルシステム] を選択します。
アーカイブ有効化を選択し、進みます。
db6

7. リスナーの選択では、先ほど作成したリスナーを選択し、進みます。
db7

8. Oracle Data Vault構成では、今回は何も選択せずに進みます。
db8

9. 今回は、[自動メモリー管理の使用] を選択し、進みます。
db9

10. キャラクタ・セットは、[Unicode(AL32UTF8)を使用] を選択し、進みます。
db10

11. 今回は、[Enterprise Manager Data Express の構成] を選択し、進みます。
db11

12. [すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用] を選択し、パスワードを入力します。
db12

13. パスワードが単純すぎる場合、アラートが出ますが、今回は [はい] をクリックし進みます。
db13

14. [データベースの作成] を選択し、進みます。
db14

15. サマリーが表示されます。
設定した項目を確認し、[終了] をクリックします。
db15

16. 進行状況が表示されます。
db16

17. 終了です!
db17

おつかれさまでした。
あとは、.bash_profile に追記することをお忘れなく。
今回の環境では、下記のような内容を追記しました。

export TMPDIR=$HOME/tmp
export TEMP=$HOME/tmp
export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/prodct/18.0.0/dbhome_1
export ORACLE_SID=orcl
export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$ORACLE_HOME/jdk/bin:${PATH}
export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib
export NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.UTF8
umask 022

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