Standby Express® 5.1 新機能

Standby Express 5.1 for Oracle Database では、5.0で追加された4つの新機能の強化に加え、 さらなる新機能を搭載して、より使いやすいバックアップソリューションをご提供します。

プレ・ポストコマンドの設定

Standby Expressの主要な処理(定期同期、本番化等)の前後に、自動実行したい任意の外部プログラム(バッチやシェル等)を指定することができるようになります。
たとえば、本番化処理の直後に自動でIPアドレスを変更し、アプリケーションの接続先を変更しないで事業を継続するようなことも可能です。
5.1では、Postコマンドの第一引数として前処理(同期など)の実行結果を渡すことができるようになり、更に細かな処理を設定できるようになりました。

スタンバイDBへの遅延適用

これまでの同期処理では、転送したアーカイブログをすぐにスタンバイDBに適用していたため、 オペレーションミスやアプリケーション不具合などによりプライマリDB上の 大切なデータを消してしまった場合、スタンバイDB上のデータも消えてしまっていました。
これからは、アーカイブログ転送後にスタンバイDBに適用するまでのタイムラグを設定することが可能になり、 たとえば1時間の遅延適用を設定すれば、1時間以内に発生したデータ消失を救うことが可能となります。
たとえば、右図のような遅延時間を設定した場合、 本番環境が(F)の時点でデータが消失したことに(G)の時点で気が付いたとすると、 スタンバイDBには(C)までが適用され、(D)~(G)のアーカイブログが未適用のまま保存されています。
このとき、スタンバイDBを本番化する時に任意の時点を指定することができるので、 データが消失した時点の直前の日時を指定することで、(D)と(E)のアーカイブログがスタンバイDBに適用され、消失したデータを救う事ができます。
また、スタンバイDBを読取専用にする時にも本番化と同様に任意の時点を指定できるので、 データ消失前の時点でスタンバイDBを読取専用にして消失データのみを抽出し、 プライマリDBへ戻すようなことも可能になります。

暗号化

これまで、インターネット経由で同期処理を行う場合、セキュリティ対策としてVPNの構築を行う等の処置が必要になる場合がありました。 これからは、Standby Expressで転送データを暗号化することができるため、クラウドやデータセンターなどインターネット経由で同期する場合でも安心です。
なお、5.0では設定ファイルやアーカイブログファイルの転送のみが設定可能でしたが、5.1からはメール送信時の暗号化(SSL・TLS)にも対応しました。 また、メールはサブミッションポートの利用も可能となりました。

帯域制御機能

Standby Expressが使用するネットワークの帯域幅の上限を設定することができるようになります。 本番環境とスタンバイ環境間のネットワークの帯域が細い場合や、 Standby Expressが利用しているネットワークにあまり負荷をかけたくない場合などにご活用頂けます。
5.1からは設定できる制御帯域の選択肢も増え、また、時間帯別に帯域制御を設定することができます。

同期処理機能の強化

Standby Expressの同期間隔はこれまでスタンバイグループごとに1つの設定でしたが、 これからは時間帯別に同期間隔を設定することが可能です。
また、これまで読み取り専用起動時にはアーカイブログの転送が停止していましたが、 5.1からは読み取り専用起動中もアーカイブログの転送はバックグラウンドで行われるため、 読み取り専用起動中に災害が発生しても直近のアーカイブログを適用することが可能になりました。
さらに、Standby Express以外のバックアップソリューションとの併用のために用意された アーカイブログの保存期間設定機能についても、これまでは日単位でしたが、これからは時間単位で設定できます。

GUIの強化

5.1からは、複製・同期・スイッチ・本番化といった主要処理の進行具合がどの段階に進んだのかをGUIで表示するようになりました。 また、サーバログの表示速度も従来より速くなり、快適なGUI操作を実現しています。

Standby Expressに関するお問い合せ

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