YDC Forum2018開催レポート

デジタルトランスフォーメーションで切り開く製造業の未来

forum_2018_02.png

 YDCは6月13日(水)午後、東京・八重洲の東京コンベンションホールにおいて、YDC Forum2018を開催しました。当日は首都圏に留まらず、中部、関西をはじめ全国から製造業のお客様を中心に200名を超える来場者があり、セミナー終了後の懇親会も大きな盛り上がりを見せました。
 今回で4回目となるYDC Forumの今年のテーマは、「デジタルトランスフォーメーションで切り開く製造業の未来」。来場者からは、「今後も継続して開催してほしい」「AIのモノづくりの適用事例など参考になりました」「今年も興味深いテーマのセッションを開催いただきありがとうございます。次回も楽しみにしています。」といったフォーラムの意義を評価いただく多くのコメントをいただきました。

forum_2018_03.png

代表取締役社長 山本智明

YDC Forum2018の開催にあたり弊社の代表取締役社長、山本智明の挨拶で幕を開けました。ビジネスのスピード感が増してゆく世の中、AI,IoT,ビッグデータなどの最先端技術をいち早く取り入れることや、少子高齢化への対応した上で業務の効率化も図らなければならない中で、YDCがお客様に可能な限りのお手伝いができるように日々努力してゆきたいと挨拶をいたしました。

人の想像力が描く未来とそれを効果的に実現化するITの進化
~世界で勝ち抜ける日本のモノづくりとブランド化~

YDC Forum2018の基調講演は、元日産自動車でGT-Rプロジェクト統括責任者を務めた水野和敏氏。
講演内容は参加された方々の予想と期待をはるかに超えた素晴らしい内容でした。全く勝てなかった日産のレーシングチーム(グループC)を今までのレーシングチームの常識だったトライ&エラー方式をやめ、最終目標を設定してから車を作るという効率化の追求を掲げ、データを徹底的に活用することでチームを勝利へと導いたプロセスはIT活用とデータの見える化を体現した内容で、多くの参加者に共感を与えました。

forum_2018_04.png

元日産自動車株式会社
GT-Rプロジェクト統括責任者
水野和敏氏

1990年代当時、勝つためには他のチームがやっていないことしないと勝てないという思いから、誰も考えつかなかったデータ解析チームを作り、ビッグデータを活用して次のレースの結果を想定した準備をするという斬新な発想から車作りをしていったというお話をされました。
そして日産レーシングチームを常勝軍団に変革し、その実績を引っ提げてGT-Rの製品化へ応用していったというストーリーへと展開してゆきます。

さらに驚くべきことにGT-Rの開発に参加したメンバーの大半は日産の技術者ではなく他社からの転職組が中心だったということです。違う環境下で知識を深め、経験を積んだメンバーが集まった中でのチーム運営おいて、情報のデータ化と共有が非常に役立ったということでした。

forum_2018_05.png

レースも市販車づくりも原点はどうしたらお客様に歓んでいただけるか、そのためには何をすればよいのかからスタートする発想は我々のビジネスにも通じるものではないでしょうか。
約90分の講演でしたが非常に短く感じられ、参加された皆様からのコメントも「また来年も話してほしい」、「今回の続きが聞きたい」といった内容が多く寄せられました。

今年も昨年同様に選りすぐった12のセッションと展示コーナーで皆様をお迎えしました

基調講演の後休憩を挟み、YDCのソリューション、および最新の取り組みを紹介する全12セッションを開催しました。
今回のセッションではAI関連に多くの関心が寄せられました。15:30から株式会社フューチャーアーキテクトの中元氏より「最高の成果を手に入れる実践活用~ケースで学ぶAIファーストの戦略企画とプロジェクト経営~」と題して講演をいただきました。今は第3次AIであり、コンピュータが機械学習/ディープラーニングにより目や耳を持ち、自動学習のフェーズに入っている。知識率はもはや人間よりも精度が高くなっており、認識から生成へとさらなる知識飛躍が始まっているというお話をいただき、情報爆発と知能飛躍を前提にした戦略の立案が必要であると提言しました。
さらに16:20からの弊社 製品開発部長 内藤の講演「製造現場こそAI活用! でもその前に~AI活用の前に押さえておくべき3つのポイント~」ではモノづくりの観点から現在の課題である人材不足/付加価値向上を解決するためのAI活用としてCPS(Cyber Physical System:センシング→クラウド(orローカル)→分析・予測→フィードバックのサイクルでデータを蓄積するシステム)の説明から、デモンストレーションを交えてAI活用へのステップはまず必要なデータが必要な形で溜められていることが前提になるとご案内させていただきました。
続く17:10からは内藤が引き続き「製造業でのAI,やって分かった活用ポイント~製造業におけるAI活用の具体例とその進め方~」と題してAIの活用方法を、具体例を挙げながら説明させていただきました。

forum_2018_06.png

AIに対するみなさまの関心の高さが反映され、参加者の数も予想を上回る申し込みをいただき、さらにアンケートでは「もっと知りたい」、「もっと具体例が聞きたい」といったご意見を多数いただきました。
また、展示会場も多数の皆様にご来場いただきました。 セッションの合間にお立ち寄りいただいた方からは、もう少しじっくり見る時間が欲しいとのご意見もいただきました。

すべてのセッション終了後に18:00から懇親会が開催されました。 懇親会場では展示ブースも設けられ、和やかな雰囲気の中で様々なご質問をされる姿もあり、さらには抽選会などお楽しみもありながら楽しい時間が流れ、盛況のうちに終了となりました。

  • LINE
  • Mail