そもそも予実管理とは?今さら人に聞けない基礎知識

2019.09.02

こんにちは、YDCのサイです。

すべての企業に必須といえる予実管理業務。適切に予実管理が行われている企業は、効率よく成果をあげられるようになります。その反対に、予実管理そのものが目的化し、経営活動に活かせていない場合は、やや注意が必要です。

今回は、そんな予実管理について改めて確認するために、予実管理の基礎知識をご紹介していきます。経営活動の身近にあるがゆえに、つい基本に立ち返ることを忘れてしまいがちな予実管理について、ぜひご一読ください。

もくじ

  1. 1.予実管理とは
  2. 2.なぜ予実管理が重要なのか?
  3. 3.予実管理とPDCAサイクル

予実管理とは

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予実管理とは、その名の通り企業の「予算」と「実績」を管理することです。最終的な目的としては、経営目標を実現するために行われます。たとえば、企業が将来の見通しを立てるうえでは、今後の経営活動についてのある程度の予測が必要となります。精度の高い予測に基づいて必要な資金を確保し、継続して事業を運営していくためにも、予実管理は欠かせないといえるでしょう。

また、その年に編成した予算の数値に対して実際にどれだけの実績を挙げられたのかを分析すれば、経営活動の改善につながるはずです。予実管理は現状の経営活動の課題を発見し、効率良く成果をあげるために役立ちます。

反対に毎年のように予算と実績が乖離している場合は、予算編成が適切に行われていない可能性が考えられます。このような状況に直面しているのであれば、一度自社の予実管理を見直す必要があるかもしれません。予算編成の精度を高めると、経営の安定性が高まるだけでなく、事業の成長が期待できるようになるというわけです。

なぜ予実管理が重要なのか?

予実管理が企業にとって欠かせない業務であることをご説明してきましたが、なぜこれほどまでに予実管理が重要視されているのでしょうか? 

予実管理を行うと、経営活動の課題が“見える化”できるようになります。企業が抱えている課題は、一見するとどこに原因があるのか探しにくいものです。たとえば、同じ赤字を出している企業でも、単純に売上が不足しているケースだけではなく、売上は十分あるのに高額な経費によって利益を削られているというケースがあります。
②予実管理とは.jpg

どちらも結果として赤字ですが、どこに課題があるのかを把握しなければ、いつまで経っても課題が曖昧なまま放置されてしまう可能性もあるでしょう。あるいは、的はずれな対策のために無駄なコストをかけてしまうかもしれません。

上場企業の場合は投資情報として業績情報を開示しなければなりません。このうち、企業の将来にかかわる予測情報は、必要に応じて適宜修正をすることになります。業績予測の根拠として、精度の高い予実管理が求められるでしょう。

このような理由から、予実管理は健全な企業経営を支える重要な業務といえます。

予実管理とPDCAサイクル

予実管理の軌道修正を行うときは、PDCAサイクルを活用できます。PDCAサイクルには、以下の4つのフェーズがあります。

Plan(計画)

Do(実行)

Check(評価)

Action(改善)

Planの段階から始まりActionの段階まで進み、Actionを基に新たなステージでPlanからActionのサイクルを繰り返します。このように、実行した計画に対して評価を行い、アップデートを重ねていくのがPDCAサイクルの特徴です。

PDCAサイクルに基づいた経営活動ができないと、課題の解決が遅れてしまったり、同じような課題でつまずいてしまったりします。新たな企画が何度も計画倒れになったり、経営計画を実際の経営活動に活かせなかったりするような状況では、基本的なPDCAサイクルの流れに問題があると考えられます。

予実管理の軌道修正においても、PDCAサイクルを回すことで、効率よく成果をあげられるようになります。予算編成の精度を高め、実現可能な計画を立てて生産性の向上につなげていきましょう。

今回は、予実管理の基本についてご紹介しました。

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