物流業界におけるPDCA実施のポイント

2021.03.17

こんにちは。YDCのヒラです。

PDCAは業務改善・課題解決に有効なフレームワークであり、それは物流業界においても同じです。そこで今回は、物流におけるPDCA実施のポイントについて、ステップごとに解説をします。

もくじ

  1. 1.物流はPDCAを回し続けるべき業界
  2. 2.物流現場のPDCA実現にはWMSなどのシステム導入が肝
  3. 3.まとめ

物流はPDCAを回し続けるべき業界

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物流の現場は年々大きな変化に直面しています。消費者ニーズの変化による物流の多様化および物量の増加など、1年前の“最適”が通用しないことも少なくありません。

さらに、業界全体の人手不足も深刻化しています。生産年齢人口が減少傾向にあるなか、運送業の雇用人員判断指数は芳しくないのが現状だからです。

こうした背景を踏まえると、物流業界での業務効率化は喫緊の課題です。そこで、現場作業を含む、サプライチェーン全体のPDCAマネジメントの持続が物流業界には求められています。

Plan:改善箇所の見える化と企画

適切なプランは的確な課題から。そこではじめに行うべきが、課題の洗い出しです。

PDCA実施の目的は改善であることに間違いありません。しかし、「何を、何のために」という視点が抜け落ちたまま、漠然と現場改善だけを掲げてしまう企業が少なくないのが現状です。そこで、業務のクオリティ・コスト、人材育成・登用などを総合的に踏まえた上で、改善すべき課題を明確にするのが第一歩となります。

ここでは「現場の見える化」も重要です。改善対象である課題の発見に、定量的なデータは不可欠。その中から「現場で起こっている問題は何か?」、「どの作業が問題なのか?」「なぜそうした問題が発生していて、原因を取り除くには何をすべきか?」を明らかにしていきましょう。目的を明確にし、かつ数値目標にまで落とし込むと、達成すべき事項が把握しやすくなります。

その後は解決策の具体化と、実現方法の詳細化、そして実行計画の明文化です。目標が定まっていれば、この部分はそこまで難しくはないでしょう。

ただし、プラン決定後は社内周知を徹底してください。現場改善の主役はスタッフです。トップダウンの押しつけになってしまっては効果がありません。目標を達成すると、会社や自分たちにどのようなメリットがあるのかを提示するなどし、問題を自分事化してもらうのが重要です。意図が伝わりきるまでは、粘り強く何度も繰り返し周知をするよう努めましょう。

Do:改善施策を実行

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プラン決定後は、改善施策を実行に移すフェーズへと進みます。ここで重要になるのが「施策の成果目標」を掲げることです。

ほとんどの場合、企業が解決すべき課題は、複数の問題が積み重なってできあがっています。そのため、大きな目標を達成するためには、一つひとつを丁寧に解決していかなくてはなりません。

そこで、施策個別の目標をマイルストーンとして設置し、その解決を現場改善の道しるべとします。いきなり大きな課題の解決を目指すのではなく、「まずはここまでやりましょう」と提示するのです。

Check:取り組みの分析・評価

施策実行後の評価は、取り組みを持続させるためにもっとも重要な項目です。計画通りに進んだ場合も進まなかった場合も、分析を行い次のPDCAに生かす材料を集めましょう。

また、意外に忘れがちなのが「評価の周知」です。プランの部分でも書いたとおり、現場改善はスタッフの自分事化が重要。だからこそ、自分たちの行動によってどのような効果を会社に与え、自分たちにどれだけのメリットがあったのかを伝えることは欠かせません。

なお、誉められたり評価されたりすること自体も、スタッフにとってはメリットになり得ます。適正な評価はスタッフのモチベーションにもつながるのです。

Action:結果・成果を参照し次の行動へ

評価が終わったら、その結果を基に次の改善点を分析します。どのようなアクションを起こすのかを決定するフェーズです。

結果・成果が出ている取り組みに関しては、そのまま継続することを決めましょう。ただし、より成果が出る方法がないかの改善点も注意深く探してください。

一方、思ったような結果・成果が出せていなかったり、施策を行ったことで逆に問題が発生してしまったりする場合は、中止・延期も検討すべきです。立てたプランが必ずしも成功するとは限りません。うまくいかないのであれば、また新しいプランを立てるところからスタートしましょう。

ただし、プラン決定後は社内周知を徹底してください。現場改善の主役はスタッフです。トップダウンの押しつけになってしまっては効果がありません。目標を達成すると、会社や自分たちにどのようなメリットがあるのかを提示するなどし、問題を自分事化してもらうのが重要です。意図が伝わりきるまでは、粘り強く何度も繰り返し周知をするよう努めましょう。

物流現場のPDCA実現にはWMSなどのシステム導入が肝

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PDCAのなかでも、もっとも重要な「プラン」。そこで必要になるのがデータ収集です。

たとえば倉庫管理の場合、WMSなどのシステムを導入すると物流現場の作業を定量的なデータとして取得できます。作業の数値化は「見える化」であり、分析は問題を明確化してくれます。なお、プランを立てるタイミングだけでなく、施策の評価を行う際にも、定量的なデータは必要不可欠です。

また、WMSが持つ機能自体が課題解決に役立つケースも少なくありません。入出庫処理の効率化や誤出荷・入荷の防止、棚卸しの簡略化など、倉庫管理で起こりがちな課題のソリューションとして、WMSの導入自体がプランとして組み込まれることもあるでしょう。

YDC 総合物流ソリューション

PDCAによる改善の先には、より大きな目標である「企業の成長」が掲げられています。しかしその道のりのなかでは、物流量の増加や人手不足など業界特有の問題も発生するでしょう。また、よりグローバルな展開を目指すのであれば、海外拠点の展開・連携も視野に入れなくてはなりません。この際には、ノウハウを積みつつもスピーディーに事業を進める必要があるため、ハードルは決して低くないでしょう。

YDC 統合物流ソリューションのコネクティッドモジュールであれば、さまざまな機能の拡充・追加をスピーディーに実現できます。はじめはミニマムにスタートし、事業規模拡大に合わせて必要なリソースを追加。もしくは、海外展開を視野に入れ、事前に機能を整備しておくといった使い方も可能です。PDCAの先にある企業の成長を後押しするソリューションとして、ぜひ一度ご検討ください。

まとめ

物流はPDCAを回し、常に改善をし続けることが求められます。そのためには、適切なシステムを導入し、効率的に運用することが大切です。

さらに、システムの導入時にはより大きな目標である「企業の成長」についても考慮すべきでしょう。ソリューション選びの際には、ぜひ当社のYDC 統合物流ソリューションも選択肢のひとつとしてご検討ください。

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