海外展開で考えたい物流ソリューション

2020.11.09

こんにちは。YDCのヒラです。

現代ビジネスにおいて、グローバル化はすでに珍しいものではなく、多くの企業が注力すべき取り組みとなっています。しかし、海外展開には課題も多く、その解決のための物流ソリューション選びも、重要度の高いタスクです。そこで今回は、海外展開で持ち上がることの多い課題や、物流ソリューション選びのポイントをまとめました。海外展開を検討している方、もしくは拠点設置に向けた準備に取りかかっている方は、参考までにぜひご覧ください。

もくじ

  1. 1.海外展開時に持ち上がる課題とは?
  2. 2.海外展開時の物流ソリューション選びのポイント
  3. 3.まとめ

海外展開時に持ち上がる課題とは?

まずは海外展開時の課題について、いくつかの代表例をご紹介します。

海外拠点のデータ管理にコストと時間がかかる

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物流に関するデータは、拠点毎に同一の形式であることが理想です。また、データベースの種類を合わせたほうが運用もしやすく、無用なトラブルも避けられます。そのため、拠点を構える際には、データ管理の方法やシステムについて、事前に仕様を詰めておくことが大切です。

しかし、海外拠点へ進出する場合には、各国の事情や現地スタッフの能力などにより、理想的な環境が整わないこともしばしば。例えば各国の独自システムで運用されていたり、そもそもシステムではなくExcelで管理されていたりするケースも少なくありません。

こうしたデータを自社のシステムに読み込むためには、「エクスポート→加工→インポート」といった手順を毎回踏む必要があります。年に数回程度の作業であればまだしも、物流データは更新が求められる頻度が高く、その度に手を動かしていては非効率です。また、そもそもデータの収集だけでも時間がかかってしまいます。リアルタイム性が重要視される現代において、こうした作業は生産性を落とす大きな要因になるでしょう。

短期間・低コストでの海外展開が期待されている

一昔前まで、海外展開ができる企業というのは、誰もが知る大企業か、飛ぶ鳥を落とす勢いの急成長企業のイメージでした。しかし現在は、零細や中小であってもグローバルマーケットに打って出るのは当たり前の時代です。海外拠点を持つことも珍しいことではありません。

そのため、競合他社が増えている状況において、「じっくりお金をかけて海外に展開していく」のでは遅すぎます。その間に、地域のシェアをあっという間に奪われてしまう可能性もあるでしょう。いかにすばやくコストをかけずに海外へ拠点を広げられるかは、海外進出における勝負の分かれ目です。

また、進出後に状況が芳しくないのであれば、撤退を余儀なくされることもあるでしょう。この際にも重要なのは、いかにスピーディーに撤退ができるかです。上記を踏まえると、海外展開をする際には、スピード感とコストに優れたシステム等の採用が課題として挙げられます。

ローカルの言語・制度・商習慣への対応が必要

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翻訳ソフトの精度向上や人材のグローバル化によって、海外進出時の“言葉の壁”はかなり取り除かれてきたと言えます。とくに海外ではバイリンガルは当たり前で、3カ国以上を操るマルチリンガルも少なくありません。コミュニケーションに関する課題に頭を悩ませる時間が減ってきています。

一方でそれぞれの国や地域に定められている制度や、業界独自の商習慣への対応は、従来同様に手間と労力のかかる作業です。各国・エリアに関する事前リサーチはもちろん、現地の業界に詳しい有識者へのヒアリングなどは欠かせません。

それに伴い、システムのカスタマイズも必要になります。しかし、国内での使用を前提に作られているソフトの場合、改修作業に困難をきたす可能性もあります。結果として、海外と国内とで別々の仕組みを取り入れることになるケースも考えられます。

コンプライアンスチェックと不正防止対策が困難

海外で事業を行う際、日本と同じコンプライアンスが通じるかは事前に綿密な確認が必要です。

国ごとにセキュリティに対する考え方・基準は大きくことなります。海外拠点の現地スタッフ間では当たり前でも、国内のスタッフにとってはあり得ない、といった常識も少なくないはず。また、セキュリティに抜けや漏れがあると、不正発生の原因にもなりえます。

海外展開時には、コンプライアンス研修やマニュアル整備などを実施すると共に、導入するシステムでルールを遵守させる仕組みが作れないかを考える必要があります。

時代の変化にスピード感を持ってフィットできる環境が求められる

次々にビジネストレンドが移り変わる現代。物流業界においても、次にどの商品・サービスが台頭するか注視しているはずです。たとえば、スマートフォンの登場によってネットショッピングが増えたことは、今や当たり前の事実として知られています。しかし、その潮流を読めず、設備投資に踏み切れなかったという企業も少なくありません。

時代の変化への対応は、国内でも海外でも求められます。次のトレンドが見えたタイミングで、スピーディーかつ柔軟に舵切りができる仕組みが必要です。

海外展開時の物流ソリューション選びのポイント

前項までの課題を解決するためには、適切な物流ソリューションの選択が重要です。以下で、検討時に注目したいポイントをまとめます。

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データの一元化と適切な管理が実現できる

拠点情報は一元化が重要です。そのため、データ管理をすべて国内で行えるシステムかを見極めましょう。適切なマネジメントが行えれば、物流が増加した際にも、拠点毎に最適な在庫配置や物流倉庫追加ができるようになります。

海外拠点ごとに合わせた柔軟性がある

ローカルルールに合わせたカスタマイズを行えるかは、海外拠点に物流ソリューションを導入する上でもっとも重要なポイントです。設定はもちろん、必要になる機能を柔軟に選択・追加できるかをチェックしましょう。

倉庫内作業レベルの平準化のための仕組みがある

海外拠点だからこそ、倉庫内作業のクオリティにはこだわりましょう。そのために必要なのは、作業効率化とリソースの最適化です。改善に向けた取り組みに、WMSなどのシステムは欠かせません。導入するシステムに、作業の見える化や分析などのプラットフォームが整っているかを確認しましょう。

多言語・多通貨に対応している

海外拠点で利用されるシステムにおいて、多言語対応は最低限の条件です。いくら国内での評価が高くても、海外拠点の現地スタッフが使いにくいのでは、生産性も上がりません。また、ローカライズという意味では、多くの通貨に対応しているかも必ずチェックしたいポイントです。

信頼できるセキュリティが確保されている

データ一元化実現の近道は、クラウド型サーバの利用です。しかし、オンプレミス型サーバに比べて、セキュリティ面を不安視されている方も少なくありません。具体的なセキュリティレベルを確認するのはもちろん、国によるセキュリティの基準の違いを含めて検討し、自社のコンプライアンスをクリアできるシステムを選定しましょう。

まとめ

ビジネスのグローバル化によって、重要度が増した海外展開。こと物流においては、ソリューション選びが成功のカギを握っているとも言えるでしょう。

当社がご提供する統合物流ソリューション「LogiWorks」であれば、海外拠点の早期展開はもちろん、複数拠点の情報共有や業務提携、入出荷・在庫のリアルタイムな“見える化”が可能です。前述の課題でお悩みの方は、ぜひ当社のLogiWorksをご検討ください。

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