システム導入でYDCはどう変わった?効果を大公開

取締役副社長 飯田

前回のコラムYDCで実行から10年、今こそ提案したい「見通し管理改革」では、経営管理システム導入前にYDCが抱えていた数々の課題を赤裸々に公開させていただきました。ではシステム導入によってどう変わったのか? 今回はその効果をご紹介したいと思います。

■予算編成と経営判断・分析で大きな効果

我々は、予算編成・予測・実績を横断して管理できるシステムを導入しました。全社の損益計算書(PL)・財務諸表(BS)はもちろんのこと、事業部別のPLや予実・予測、経営分析レポートなどを一元管理できるようになり、Excelファイルの無数の数字と格闘することはなくなりました。

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【予算編成業務における効果】

1.予算編成期間が3分の2に

もっともわかりやすい効果はスピードアップです。予算編成業務の効率が格段にアップし、所要時間が3ヶ月から1.5〜2ヶ月へ短縮。これに伴い人的コストも従来の半分で済むようになりました。

2.急な組織変更にも迅速対応

急な組織変更にも柔軟に対応できるようになり、積み上げ計算を少し変更するだけで完了。慌ただしい期末の最中での変更にも迅速に対応できる業務フローを構築できました。

3.役立つ計画が完成

予算編成に伴う作業着手を遅らせることができ、当期の着地見込みが見えてから来期予算を組めるように。3月の実績を4月からの計画に反映できるなど、予算精度が格段に向上し、"役立つ計画"で全社が稼動できています。

4.使えるレポートをすぐに出せる

経営企画部のスタッフ、経営陣自らが簡単にレポートを作成できるようになり、経営判断やプロジェクト管理が容易に進むようになりました。

5.マネジメントにも活用

実態に伴った計画値が出せることに加え、マネージャー自身がロジックを理解した上でシステムへの数字の入力・管理を行えるようになり、マネージャーの数字に対するスキルがアップしました。

例えば自部署のKPIが全社の利益にどう貢献しているのか、などが目に見えてわかるようになり、モチベーションも向上。現場マネジメントツールとしても活用され、根拠と納得感のある指導が行えるようになりました。最新のトレンドを反映した数字を日々意識できることで、マネージャーの意思をしっかり反映した組織づくりも可能になりました。

【経営判断、分析業務における効果】

1.月次処理期間が2分の1に

予測値や損益実績をタイムリーに把握できるようになり、月次決算も大幅スピードアップ。以前は月次処理に5〜6営業日、そこから見通し入力用のExcelファイル作成や現場からの数字の吸い上げを含めると15営業日近くかかっていました。これがすべて最短8営業日で完了するようになり、経営会議での見通し報告を月1回ではなく2週間に1回行えるようになりました。

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2.正確かつ迅速な意思決定

全事業部の正確な数値をほぼリアルタイムでチェックできるため、経営会議では案件単位での正確な意思決定が実現。判断のスピードが上がり、無駄な確認や手戻りの時間もなくなることで、機会損失も減少しています。

このようにYDCでは経営管理システムの導入によって、大幅な効率化と意思決定の迅速化による経営サイクルのスピードアップに成功しました。それまで時間をかけて入力していた見通しの数字も、リアルタイムに近い形で把握できるようになり、目の前の数字をまとめ上げることばかりに注力していた日々から解放され、将来を見通す、見越した上で必要なアクションを取るといった理想的な活動形態に移行できています。計画達成のためにはどの案件に注力すべきか、各部署の稼働状況を横断的に把握し、迅速かつ柔軟なアサインの指示、それらを行うことでの経営数字へのインパクトがどの程度か、これら具体的なアクションが行えるようになりました。

さて次回のコラムでは、見通し管理改革の取り組みから一つをピックアップしてご紹介したいと思います。それは営業組織の大きな変化。システム導入と同時に業務プロセス変更に踏み切ったことで、YDCの営業は飛躍的な成長を遂げたのです。

 

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