リアルタイム在庫管理でロスのない販売体制へ

2018.07.23

SmartSCM事業本部 SCMソリューション部 西川

在庫管理――昔からなくなることはない、小売業ならではの悩みの種のひとつです。これほどIT化が進んだ現在でも、「あるはずの在庫がない」「在庫数を把握できていない」「いつ、どこに、どの商品を仕入れて、どこに出ていったのかわからない」というお声はなくなりません。

さらに近年は、少ない品種の大量生産ではなく、多くの品種を少量生産して多様化する顧客ニーズに応える時代。取り扱う商品数がどんどん増えるにつれ、在庫管理の重要性は増すばかりです。売上からキャッシュフローにもダイレクトに影響する在庫管理を、今一度見直してみませんか?

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■リアルタイム在庫管理が当たり前の時代に

複数の店舗を持ち、さらにECサイトも持つとなると、リアルタイムでの在庫管理はもはや必須。テレビ、雑誌、インターネットなどメディアの影響で人気商品の集中などが起こりやすくなったいま、品切れを防ぐために万全の体制を整えておく必要があります。YDCではロスやリスクを防ぐため、リアルタム在庫管理を実現するシステムが必要ではないでしょうか。

【販売機会のロスを防ぐ】

A店では売り切れ、B店では在庫があるという状況は、まさに機会損失の典型。せっかくの売上のチャンスを棒に振ってしまいます。在庫状況をリアルタイムかつ一元管理できていると、A店のスタッフがB店の在庫状況を見て在庫を確保する、といった先読みの行動を取ることができます。

在庫管理が行き届かず売り切れという状況を作り出してしまうと、そのときの売上だけではなく、店やブランドに対する信頼、固定ファンの流出といった事態にもつながりかねません。

【在庫のロスを防ぐ】

ファストファッションに代表されるように、シーズンごとに多品種を展開することで目新しさを提供するビジネスモデルが増えています。この場合、心配なのが過剰在庫。シーズンものですから、季節を過ぎたら廃棄するしかありません。店舗数が増え、ブランドが成長するほど在庫の廃棄は経営に大きな影響を及ぼします。

リアルタイムかつ一元的な在庫管理ができていれば、ECサイトを含む各店舗の在庫状況や売れ行きの動向に合わせ、流動的に在庫を配置し、無駄のない販売計画を遂行しやすくなります。

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【オムニチャネルのスムーズな稼働】

実店舗とECサイトを行き来して、消費者は自分の好きな店舗で購入、受け取りができるオムニチャネル。顧客は「欠品リスクがない状況で好きなように買い物ができる」という体験を重ねるようになり、次第に欠品を許容できなくなっていきます。「いつでも手に入るのが当たり前」という日も遠くない現在、リアルタイム在庫管理は近いうちに必要不可欠となるでしょう。

リアルタイム在庫管理で質の高いサービスを実現 

日本国内と海外の店舗とECサイトを持つお客様では、リアルタイムの在庫管理を実施。ECサイトで顧客が商品をカートに入れた瞬間、登録住所にもっとも近い配送センターで在庫を確保するというフローを確立させています。また、店舗受け取りや別店舗からの配送など、顧客ニーズと在庫状況の両面から臨機応変なサービスを提供し、高い満足度につなげています。

このリアルタイム在庫管理は、もちろん海外でも同様。どの国で注文されたとしてもその1個の注文をリアルアイムで追えるため、常に全世界の正確な在庫量を把握できています。