「Simple Commander」の制作【第4-1回】

Lab研究員 竹島

前回はパーツリストを作るまでを紹介しました。

秋葉原などを散策し、リストに載せた部品を集めてきてください。
ついでに見たことがないパーツや、そのうち使うかもしれないパーツを衝動買いしてみたり、
楽しんできてください。

さて、部品が集まったら、やっと製作工程までたどり着きました。設計図を見ながら作っていきます。

【制作】

考えていたことをカタチにする工程になります。根気と忍耐力が重要です。

この工程では半田ごてを使うので、やけどや換気に注意しましょう。部品と材料はそろえましたので、今回は道具をそろえます。

用意するもの

■半田ごて

これがなければ始まりません。半田ごてはストレートタイプとガンタイプがあります。
ヒーターには、ニクロム線ヒーターとセラミックヒーターがありますが、どちらでも構いません。
温度調節機能があるといいらしいですが、その恩恵にあずかったことがないのでわかりません。

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私は40年モノのガンタイプ、セラミックヒーターを愛用。使い慣れた道具に対する愛情ですべてを解決できます。

■こて台

熱い半田ごてを置いておく台のことです。安いのだと半田ごてが転がり落ちてテーブルに焦げ目を作る羽目になるので、
しっかりホールドできるタイプがおすすめです。

こて先を洗うスポンジは消耗品です。古くなったら取り替えます。あと、夏場は作業後に水を絞っておきます。
濡れたまま放置するとカビることがあります。

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■ニッパー

抵抗やコンデンサーの足を切るために使います。余計なところに傷をつけないよう、細かい作業ができそうなモノを使います。

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■ラジオペンチ

先の曲がった細いタイプがおすすめです。

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■ワイヤストリッパ

配線の被覆を剥くための道具です。剝くときは、線材にあった太さのところで剥きます。

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■紙と鉛筆

基板裏側の結線図を書いたりします。設計工程で作った回路図は表から見たものですが、配線は裏側に作るので、書き直さないとわかりずらいです。

■配線材

部品と部品をつなげる配線は、以下の3種類をよく使います。

ラッピングワイヤ
 単線を耐熱性の絶縁材で覆ったもです。単線なので、曲げた形で固定できるため、きれいに仕上がります。

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・耐熱ワイヤー
 より線を耐熱性の絶縁材で覆ったものです。より線なので、柔軟性が高く、コネクタを介して他の
 基板とつなげる場合などに使います。また、電源ラインには電気を多く流すために太目のより線を使います。

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・ポリウレタン線
 
小学校の頃の工作で使ったエナメル線みたいなものです。銅線をポリウレタンでコーティングしたものです。
 ポリウレタンは透明なので、ただの銅線に見えますが、ちゃんと絶縁されてます。適度に細いのがいいです。

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・スズメッキ線
 導線をスズでメッキした線です。絶縁されていません。切った残りの抵抗の足で代用できます。

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■半田

部品と線材をくっつける、融点の低い金属です。半田ごてで融かして使います。
針金に見えるが、実はチューブ状になっていて、中にソルダー(半田を付きやすくする液)が入っています。

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■半田吸い取り線

細かい銅線を編んだものにソルダーを塗ったもので、配線を間違えたら、これで半田を吸い取ってやり直します。
手際が悪いと、ユニバーサル基板のランド(丸い銅の輪の部分)がはがれてしまいます。

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半田やポリウレタン線などの配線材はリールで用意するのがおすすめです。足りなくなる心配がありません。
沢山残ってると、作らなきゃ、って気にもなります。

■テスター

こちらも制作に欠かせないもので、超使います。

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準備だけで長くなってしまったので、続きは次回にします。

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