未来ある2021年を願って

2020.12.21
代表取締役社長 山本智明

いつもご愛読頂き、誠にありがとうございます。

4月の緊急事態宣言から右往左往している間に本年も残り僅かになりました。2020年は、皆様もコロナ対策一色であったと思われます。こういう状況でも会計年度末は到来するもので、弊社の今年度は今月にて終了となります。このような厳しい状況の中でもお取引頂いたお客様には、深い感謝と共にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

S_Column202012_1.jpgさて、2020年で思い出されるのはコロナ対策ばかりで、各種自粛や在宅勤務が続いた事から皆様にお会いする事や、会合に参加する事も少なく寂しい年になりました。2019年12月のコラムを執筆している時は、2019年は新天皇がご即位され、2020年にはオリンピックが開催されるので、国民が一致団結する数少ない出来事が続き喜ばしいと綴っていましたが、まさかこのような年になるとは夢にも思っていませんでした。2020年のコラムはすっかりコロナ対策やコロナ禍でのビジネスをどうするかという話一色になり、2019年とは別世界の様で、2019年12月時点に抱いていた色々な希望がもはや思い出せない状況です。

2020年の振り返りは暗くなるので今回は来年の事を主に考えていきたいと思いますが、来年はどのような年が待っているのでしょうか?
延期されたオリンピックは、今のところ2021年には必ず実施するとのスタンスなので、オリンピックが行われると雰囲気はかなり明るくなると予想され、個人的にはどのようなスタイルであれ開催して頂きたいと思っております。また、アメリカの大統領選も未だ行方が微妙ですが1月20日に正式に就任されるので、もしバイデン氏が就任されるとなれば世界情勢も大きな変化が予想されます。ただし本件については明るい話になるかというのは何とも予想できませんが...

S_Column202012_2.jpg経済分野はどうでしょうか? 残念ながら飲食や観光などは寒さの残る間はやはり厳しいと予想されますが、暖かくなれば今年のように感染は落ち着きを取り戻すと思われますので、希望を持てると思います。さらに来年のどこかではワクチン適用もあると予想されますので、2020年より悪くなる事は無いように思われます。コロナも落ち着けば大規模イベントも解禁され、コンサートやスポーツ観戦ができるようになれば明るい日常も戻ってきます。

個人的に気になる点は、少し気温の低い春まで新規感染者発生が続くと1年以上いわゆるNew-Normalが継続するので、これがどこまで定着するかという点です。主に企業で言えば在宅勤務(テレワーク)やセミナー、展示会等のオンライン化の分野です。大学については現在オンライン授業が継続されていますが、コロナが落ち着けば元のスタイルに戻すと予想されます。企業と違って学生生活は勉学だけという訳でもないので、このままオンライン化していると大学に行く意味が無いと感じる方が増加すると思われ、大学側も戻さざるを得ないでしょう。

しかしながら、企業においてはそれまで運用が定着してコストも低減できるとなると、余程テレワークやオンラインマーケティング等での効率性が悪いと判断しない限り、元のスタイルに戻す必要性を感じないという事もあると思います。

ただし、どうしても在宅勤務が続くと社会的なつながりが薄く感じてしまうのも事実なので、その問題をどう判断するのかという悩ましい問題が待ち受けているように感じます。在宅勤務やイベントのオンライン化は、半ば強制的で実施せざるを得ませんでしたが、解除はトリガーが無いだけに判断が分かれるところです。

一方、ディジタル技術を利用した新しいビジネススタイル、及び製品はより加速するように思われます。人類は何か危機的な事に遭遇すると技術が急速に進歩するというのも過去の歴史が証明しています。5G、AI、量子技術、MR等の技術は、コロナ禍であればなおさら活用できる局面が増えるのでより実用化が進むと考えられます。

S_Column202012_3.jpgまた、ワクチン開発のように待ったなしの要素については、尋常ではない投資額と開発スピードを求められるので、それを支えるディジタル技術も潤沢に投資されると予想されます。New-Normal上で伸びるビジネス環境が構築されれば、暗くなっても仕方ないので、そこを新天地として順応し成長できるよう前向きに考えていければと思います。

色々考えると、楽観しすぎるのも良くないかもしれませんが、スペイン風邪も2年程度で収まっている事を考えると、来年中には収束する事を信じてそれまで何とか耐え忍ぶのみです。

お取引させて頂いているお客様の中には、まだまだ大変な状況が続いておられる方も多くいらっしゃると思いますが、2021年が良い年になる事を切に願うと共に、色々な技術進化で疫病も克服し平和な世界が来ることも願い、2020年のコラムを終えたいと思います。

2021年が人類にとって明るい年になりますように。

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