新型コロナウィルスに負けない為に

2020.03.16
代表取締役社長 山本智明

いつもご愛読頂き、誠にありがとうございます。

あまり新型コロナウィルスの話はしたくないですが、世の中この話一色なので触れないわけにはいけませんね。執筆しているのは3月4日ですので、コラムを公開する頃には終息していればいいのですが、更なる拡大になっているようにも思われます。

S_Column_202003_1.jpg弊社もリテールテックが中止になり、AI Expoも開催延期など、影響がとても大きく、気合を入れて準備していただけに残念です。

その他、お客様との打ち合わせのWeb会議、電話会議化や在宅勤務、採用活動、社外セミナーの参加等、様々な業務に影響があり対応に追われています。幸い弊社はIT業なので比較的オンライン化が進んでおり、社内のほとんどのシステムはほとんどリモートで対応できますし、Web会議システムも携帯端末、PC含めて柔軟にできる環境が整っています。

ウィルス感染は全世界へ広がり、株式市場へ大きな影を落としつつあります。特に製造業の皆様においては中国での部品、完成品含めてラインがまともに稼働できない状況から、今後事業環境がとても厳しい状況が予想されます。中国は、米中貿易摩擦が緩和されそうなタイミングで起こった事で、さらに追い打ちをかけた状態であり、この先がとても心配です。ある意味、今回の件においてもサプライチェーンのグローバル化の進み具合が良くわかる事象となりましたし、国産の重要性も感じました。しかし、地震、台風と来て今度はウィルスと天災がよくもここまで続くなと思う今日この頃です。

とはいっても日々の生活は続きますので、コロナに負けないように生きて行かなければなりません。少し前向きに考えてみましょう。まず、最近は働き方改革と叫んでいた事もありますが、今回の件で在宅ワークは一気に進むのではないでしょうか。この手の施策は制度があっても中々取りづらいという雰囲気もあり、雰囲気の醸成や促進する仕組みがとても重要です。特に日本人は真面目ですので在宅できるといっても中々取得しないという事もあります。しかしながら、こういう事が発生するとむしろ推奨や必須の空気が醸成されるので、良い訓練になり、行った結果のデータも取れて促進に弾みがつくと思われます。製造現場の皆様においてはすべてが在宅ワークという訳にはいきませんが、可能なところから適用できれば少しでも前進するように思われます。

S_Column_202003_2.jpg次に、学校が一斉休暇となった為にエドテック(EdTech(エドテック)とはEducation(教育)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語)を無償で提供する企業も増えて、ここで実際に利用したユーザーが今後有償で利用していく流れが加速するように思います。以前のコラムでも記載しましたが、長い目で見ていくと座学の集合教育においては遠隔授業の技術的な問題はほとんどクリアされているので、わざわざ教室に通うというのは次第に減っていくように思います。個人的な意見で言うと、講義もライブ配信でき、録画も可能となれば、ノートを取らなくてもいいですし、分からないところは何回でも見直すことも出来て、さらに質問があればオンラインでQ&Aが出来るのでとても効率的になるように思います。

YouTubeではオンラインで学べるコンテンツも増えて来ており、オンラインサロンや塾などは既に遠隔授業も実施しているので、学校教育もそろそろ見直される時代なのかもしれません。とはいっても一方的な講義を受けるだけが教育ではないので、それではできない演習を細かく挟んだ授業スタイルやディスカッション、グループワーク、プレゼンテーション、実験、クラブ活動等の実際に登校して学習する活動とストリーミング講義と上手く組み合わせて作りこめば時代に沿った学校が出来るように思います。こうなると、既存の学校と塾や通信教育と何が違うかという事になるかもしれませんが、それこそ教育の目的は何かという本質的な議論が進むきっかけになるように思われます。ただし、今回の学校の休校問題の流れを見てみると、むしろ親が有給を取れるかという事や給食をどうするという、むしろ他人へ子供を預ける事やサプライチェーンが問題になっており、これはこれでどうなのかと考えてしまいます。

次に、ものづくりの面で考えてみると、やはり健康関連製品はまだまだ開拓の余地があるように思います。震災や台風の時にも関連しますが、避難所など密集した場合にも病気の問題が発生します。以前にシャープがプラズマクラスターで一躍ヒットを飛ばしたようにウィルス対策になる製品はニーズが大きいと思います。震災や台風被害によって、携帯及び緊急用の発電機や充電器を備蓄として購入した人が増えたように、ウィルス対策に向けた緊急用の製品も今後需要が増すように思われます。

S_Column_202003_3.jpg業務用ではどうでしょうか? 特に今回のウィルスでは触った場所から広がる事が多く報道されたので、非接触対応製品も需要があるように思われます。日本ではビルやタクシーも自動ドアであり、交通機関の切符はほとんどが電子マネーになっていますので切符を買うために接触する局面はほとんどありません。決済については武漢では現金も殺菌していました。日本はまだまだ現金社会ですのでここは問題ですが、FinTechで非接触対応は広まりつつあります。それ以外ではどうでしょうか? 水道の蛇口やせっけん、水洗トイレなどもオフィスビルではセンサーにより非接触で水が流れるものも多いですね。しかしながら、自動販売機やパーキングにみられるようなチケット類の機械は接触型がほとんどだと思いますので、こういうものも非接触にしていくと接触での感染は減るように思います。非接触を前提としたものづくりを考えると、画像判定や音声認識、ロボットなど今までコラムで話をしていたような技術で色々な発想が浮かぶように思います。

最近、天災対策ソリューションの話ばかりですが、ピンチをチャンスと捉えて前向きにがんばりましょう!

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