つまるところ移動革命!?

代表取締役社長 山本 智明

いつもご愛読頂き、誠にありがとうございます。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未来2015年から、早いものでもう3年目になります。
バック・トゥ・ザ・フューチャーではないですが、本コラムも未来を見据えた面白い内容にと考えていきますので、本年度も継続してご愛読頂ければ嬉しい限りです。

さて、最近は弊社のお客様でロジスティックス関係のお仕事を頂いている関係上、個人的にロジスティックスの勉強をさせていただいております。 そこで、ロジスティックス分野も現在、高度なITを駆使し、さらにマテハン(マテリアルハンドリング)の高度化により製造業のように装置産業化されております。 ロジスティックス分野は正にモノの移動が焦点で、棚の移動ロボットから、ロボットアームでのピッキング、構内、構外運搬車両の自動化、効率化、また高度な自動倉庫等、移動の最小化に向けてのソリューションが目白押しですが、それ以外の分野でも最近の効率化、省力化をいろいろ考えていると、つまるところ移動革命が根底にあるのではないかと思っております。

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皆さんは既にお気づきかもしれませんが、例えば、最近の新しいサービスであるモノのシェアリングサービスも、利用効率の低いモノの有効活用という観点もありますが、人の移動の効率化であるといえます。 自動運転に関しては移動自体に運転手が要らないという移動の仕方についての革命でもあります。 車関係のサービスは移動そのもののサービスですが、民泊も人の移動の効率化であると言えます。

コンシューマ向けから産業用途のIoTに関しても、移動せずにモノを監視、制御する事がポイントであるという事が言えます。 人が移動しないというのもありますが、そのモノのデータ、もしくはそのモノが収集するデータがインターネットを通じて移動することにより何かしらの価値を生むという事でもあります。

今更ながらですが、デジタル化することで価値が生まれるのは移動という縛りからの開放が一番大きな内容ではないかとも思えます。

近年定着化し、さらに拡大化している映像及び音楽のオンデマンドサービスも、コンテンツデータが配信局から視聴者へデータが移動するという事です。 メールに関しても伝達メッセージのデータが移動するという事です。
デジタル化することでデータの移動が開放され、移動時間がほぼゼロに近い時間で流通する事により価値が増すという事になります。違法コピーなどの別の問題も発生しますが、これも目的は移動の制限をどのようにかけるかという移動にまつわる内容です。転送中の暗号化技術も移動のセキュリティを如何に高めるかという事です。

小売分野に目を向けるとeコマースに関しても顧客が販売店に移動しなくて良く、購入物が家まで配送されるという人とモノの移動の効率化という観点が大きくあると思います。 当然、比較が楽にできるとか、レコメンドがあるとか買い物自体のプロセスの変化というのもありますが、移動の効率化は利点の大部分を占めているように思います。

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レコメンドを支えている検索エンジンに関してはAI等が大きく活用されていますが、これも知りたい情報が格納されている場所から閲覧できる場所へ効率的に移動する為の仕組みになります。
何をどう移動させるのかという観点で世の中を見てみると、今までと違った効率化の手法に気がつくかもしれません。

SF的な話であれば、「大きな3Dプリンタが自動運転で自宅の建設現場に来てくれると、骨格すべてをプリンタが作成してくれて内装だけ行えば家が建つ」などという事も想像すると面白いかもしれませんね。

さて、皆さんはどのような発想が浮かぶのでしょうか?

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