2017年を振り返って

2017.12.15

代表取締役社長 山本 智明

2017年からWebでのメールマガジン掲載を開始させて頂きましたが、ご愛読頂き誠にありがとうございます。

早いものでこのメールマガジンが配信されている頃は、本年も残り僅かになり皆様も忘年会や新年の準備をされていると思います。 さて、2017年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか?

2017年を振り返ると内々のお話で恐縮ですが、弊社にとって2017年は変化の多い年でした。 横河電機グループからフューチャーグループへという変化があり、各種制度や決算期の変更などの対応に追われておりました。

また、ビジネス面では1年かけて開発を行ったAI、IoT、BigData対応の「YDC SONAR Version 7.0」及び製品開発時の設計検討支援機能のツールである「Intelligence Design Suite(ID Suite)Version 1.0」も開発を完了し、発売するという嬉しい事もありました。

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一方、社会情勢を見ると年明けからトランプ大統領の就任から始まり、4月にはシリアにトマホーク発射があり、北朝鮮問題も急速に悪化し、世界情勢から目が離せない年であったように思います。 産業分野ではコラムにも各種記載させて頂きましたが、自動運転、人工知能、IoT、Fintechなど新技術の実用化への大きな流れもあり、第4次産業革命の大きなうねりを感じます。 個人的な感覚ですが、2011年の東日本大震災以降は熊本地震もあり自然災害が多かったように思いますが、2016年のイギリスのEU離脱前後から、人が関与する国際情勢や経済・技術変化で大きなうねりがあるように感じます。

さて、2018年はどのような年になるのでしょうか? 

個人の意見としては、このうねりは影響が大きくなりながら継続するように感じます。 半導体のムーアの法則ではないですが、各種技術進化のスピードが急角度で進むと、それを活用することによる社会変革のスピードも関連して急角度で進むという事が必ず起こります。 人工知能によりシンギュラリティ(技術的特異点)が多く語られていますが、それ以外の技術(センサーや通信、素材等)も急速に技術変化しており、それにより、生活に大きな変化が訪れます。

例えば、自動運転はメディアなどで頻繁に取り上げられていますが、移動の目的を考えると、それさえも必要性がなくなるかもしれません。 今でもそうなりつつありますが、物の購買が移動の目的であればインターネットコマースと高度な物流により、そもそも買いに行くという「移動」が必要ありません。 道具などの購買であればシェアリングサービスにより近くで借りるという事も可能かもしれません。 また、映画館鑑賞や旅行が移動の目的であれば有機ELの大画面4K、8K TVや3D,VRなどが発達すると、かなりの臨場感があるので本当に現地に行くという事に対してのこだわりも減るように思います。 会社への出勤さえも「働き方改革」によって在宅ワークが広がると移動する事が少なくなります。

友達や家族に会いに行くというのも、SNSの進化やさらに臨場感のあるTV電話になれば、あえて会うというのもどのくらい必要と感じるのでしょうか? 実体験・空間共有という定義をどこに置くのか悩ましい気がします。

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目的、動機だけを突き詰めて効率だけ優先していくと、ほとんど移動が必要ない世界になり、頭脳だけがつながるネットワークと自動工場・倉庫・物流があれば良いというSF的な話にもなってきそうです。

2018年にすぐに到来する訳ではありませんが、過去5年と今後の5年のスピードは極めて異なると感じます。

皆様はどのように感じておられるでしょうか?

話がSF的になってきましたので、この辺で2017年最後のコラムとさせて頂きます。 

2018年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。