圧倒的なコストパフォーマンスで、会社基幹システムのデータ消失リスクを大幅軽減。

お客様に聞く

導入前

  • 従来方式のテープによる日次バックアップを実施

導入後

  • 本番システムのデータを10分間隔でバックアップ。万一の障害に際しても、データロストを10分以内に
  • 最新データの確認できる確実なバックアップ、リストアへの不安も解消

株式会社ユナイテッドアローズでは、Standby Expressを導入することで、RPO(Recovery Point Objective:復旧時点目標)を10分前に短縮した。Standby Expressを導入した経緯と効果について、同社 事業支援本部 情報システム部 システムサポートチーム マネージャー 佐藤 弘明氏、および本システムの導入にあたって先導的な役割を果たしたデル株式会社 ソリューション・サービス・デリバリー統括本部 シニア・ソリューション・アーキテクト 牧野 達也氏、ソリューション・サービス・デリバリー統括本部 プロジェクト・マネージャ 浜崎 康孝氏、ラージエンタープライズ営業統括本部 アカウントエグゼクティブ 清水 栄作氏に詳しく話を聞いた。

株式会社ユナイテッドアローズ

本社 東京都渋谷区神宮前2-31-12
代表者 代表取締役 社長執行役員 竹田 光広
設立 1989年10月2日
資本金 30億30百万円
従業員数 2,855名 (2012年3月31日現在)
事業内容 紳士服・婦人服および雑貨等の企画・販売

1989年設立。ドレス・カジュアルのメンズ・ウィメンズ衣料と生活雑貨を展開するセレクト編集型SPA「ユナイテッドアローズ」、同じくセレクト編集型SPA「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」など複数事業を展開。セレクトショップという業態を軸に展開している企業の中で最大の売上規模を誇り、唯一株式を公開している。

販売パートナー企業概要

デル株式会社

デル株式会社

本社 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地
設立 1989年6月
事業内容 パーソナルコンピュータ及び周辺機器の製造、販売ならびにそれに付帯する一切の事業

もくじ

  1. 1.全社の事業を支える基幹システムのデータを10分刻みでバックアップ
  2. 2.コストを最小限に抑えながら環境に最適なソリューションを選択
  3. 3.障害対策レベルの大幅なレベルアップを実現
  4. 4.情報基盤を活用した斬新なアイデアを発信し、現場のワークスタイルを変える

全社の事業を支える基幹システムのデータを10分刻みでバックアップ

ユナイテッドアローズではYDCのStandby Expressをどのように利用していますか。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:基幹システムのハードウェアが故障してしまった場合に備えた、バックアップシステムとして利用しています。

現在の基幹システムは、6年ほど前に商品管理に関わる仕組みを統合して構築したものです。
ディザスタリカバリ対応としては、当初よりテープによる日次バックアップを採用してきましたが、今年(2012年)4月にStandby Expressに切り替えました。1月から導入準備を開始し、約3ヶ月間の設計・テストを経て、4月から本稼働しています。現在のところ、幸いにも復旧サーバ側に切り替えなくてはならないような事故は発生していませんが、安定して稼働しています。

バックアップの方法について詳しく教えてください。

デル 牧野氏:10分間隔で、本番のデータを復旧用サーバに同期させ、万一の障害発生時には、復旧用サーバ側を本番として利用できるようになっています。
システムの動作としては、本番システムのOracleDBサーバからはき出されるアーカイブ・ログを、同一拠点内にあるvSphereを利用した仮想環境上のサーバに10分間隔でファイル転送します。その後、復旧サーバ側にアーカイブ・ログが適用され、転送元では適用済みのアーカイブ・ログが削除されます。
万一の障害発生に際して、本番から復旧用サーバへの切り替えが必要になった場合にも、データロストは10分以内に抑えることができるようになっています。

復旧用サーバへの切り替えが必要となった場合、ユーザはどの程度の時間で業務を再開できる想定としていますか。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:今回の仕組みを導入するにあたり、障害対応の運用フローも見直しました。システムのみで考えるならば、IP設定などのオペレーションを含め、1時間以内で利用を再開できます。エンドユーザの視点では、障害発生前と変わらない環境で業務を続けられるようにするには、その他周辺システムの対応も必要となりますが、数時間程度では業務を再開できる想定です。

コストを最小限に抑えながら環境に最適なソリューションを選択

バックアップ方式を見直すこととなったきっかけを教えてください。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:従来の方式に重大な課題があって見直しを検討したということではなく、今回Standby Expressを活用している基幹システムのハードウェア保守が終了となったことが元々のきっかけです。近い将来に新システムの稼働を控えていることもあり、コストを最小限に抑えながら、保守サービスに頼らなくても従来と同等水準の障害対策ができる方法を模索していました。

今回、Standby Expressの活用を決めた理由をお聞かせください

デル 牧野氏:元々のきっかけが、新システムの稼働が予定されている中での障害対策であったことから、いかにコスト負担の少ない構成とするかいう点が最重要課題でした。データバックアップのソリューションとしては、完全同期やストレージの利用など、縮退なしに本番システムと同じ環境を再現する方法もありますが、コストを最小限に抑えるためにストレージの利用や冗長化はしない構成とすることが前提にありました。
一方で、Oracle OSのバージョンを従来システムから変更しないことや、アプリケーション側に負荷がかからないようにIPアドレスを引き継ぐことなど、今回の環境構築にあたって考慮しなければならない条件もありました。
コストを最小限に抑えられる実装方式で、かつ環境面の要件を満たしながら性能面では縮退させない、こうした厳しい条件に適合するディザスタリカバリソリューションとなると、選択肢は限られます。Standby Expressは、今回の難題を解決できる数少ないソリューションであったということです。

障害対策レベルの大幅なレベルアップを実現

今回の環境構築にあたってはコストパフォーマンスを重視したとのことですが、データ復旧についてのお考えをお聞かせください。

デル 牧野氏:お客様のビジネスの発展と伴にデータの重要性はより高まっていますので、従来と同等以上のRPO(Recovery Point Objective:復旧時点目標)と RTO (Recovery Time Objective:復旧時間目標(許容停止時間))は必要でした。OracleにStandby DBというバックアップ機能がありますのでそのまま利用するという選択肢もあったのですが、運用効率面を考えたときの必要機能の有無など、今回の要件に対応できない点がありました。Oracle環境で利用できる耐障害性を重視した複数のソリューションの中からStandby Expressを選択し、結果として、RPOとRTOの大幅改善につながったというのが実態です。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:過去に社内システムの災害対策状況を棚卸したことがあったのですが、日次のバックアップとしているものがほとんどでした。バックアップ頻度については、当然のことながらできる限り短い間隔にしたいと考えていましたので、10分刻みのバックアップを実現したことは、障害対策の大幅なレベルアップにつながったといえます。

テープ方式のバックアップと比較して、バックアップ頻度以外の面で変化したことはありますか。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:テープ方式のバックアップは、RTOやRPOの問題だけでなく、バックアップしたデータが確実に利用できる状態にあるのかという点に不安がありました。問題ない状態でバックアップできているのか、万一の場合に適切にリストアできるのかという心配です。その点、Standby Expressは、最新のデータへのアクセスもできるため、安心感は高まりました。また、今回のStandby Expressの導入は、コストリーズナブルに障害対策レベルを上げられることを知る よい機会にもなりました。今後も技術動向を追いながら、事業環境に適したソリューションを積極的に検討していこうと思います。

情報基盤を活用した斬新なアイデアを発信し、現場のワークスタイルを変える

最後に、ユナイテッドアローズの情報基盤を支えるお立場から、今後の社内の情報化に対するお考えをお聞かせください。

ユナイテッドアローズ 佐藤氏:中期戦略の中で基幹系システムの刷新などの大枠の方針を定めているのですが、日頃より、最先端の技術を利用しながら、現場のワークスタイル、業務を変えるような提案をしていきたいと考えています。近年話題となっているBYOD(Bring Your Own Device)も実現中です。
少し前に、全国の店舗にiPhone/iPadを500~600台ほど配布しました。パソコンを利用してもらっている場合と比較して、スタッフの方がスマートフォンに普段から慣れているということもあり、サポートの問い合わせもずいぶん減りました。出張時の端末貸し出しも好評で、業務効率を改善するためにやれることはまだまだ沢山あると思っています。
現場の要望を聞きながら、今後も現場スタッフが思いつかないような新しいアイデアを発信していきたいと思います。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

  • 取材日時 2012年6月
  • 株式会社ユナイテッドアローズのサイト
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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