2024年問題への対応準備や運用コストの削減を実現。

お客様に聞く

移行前

  • EDIシステムが複数あり、それぞれにコストがかかっている
  • 業務負荷により、社内人員で統合作業に注力できない
  • 対応プロトコルに制限があり利用者のニーズに応え切れていない
  • EDIシステムが老朽化し、耐障害性に不安があった

移行後

  • EDIシステムを統合し、運用コストを低下できた
  • YDCに依頼したことにより、ノントラブルで移行できた
  • 様々なニーズ(対応プロトコル)や2024年問題に柔軟に対応可能になった
  • EDIシステムの信頼性、耐障害性が向上した

株式会社東レシステムセンター(以下、TSC)では、東レグループ向けに提供しているEDIのインフラを統合。ワイ・ディ・シーが、その作業全般を担当しました。その経緯と成果について、株式会社東レシステムセンター ネットワーク事業部 ITPサービス課 黒木 貴之氏(前列中央)と村田 茂雄氏(前列右)に詳しく伺いました。

株式会社東レシステムセンター

住所 東京都中央区日本橋本町2-4-1 日本橋本町東急ビル3F
代表者 代表取締役社長 田邉 裕久
設立 1985年9月24日
資本金 2億円(東レ株式会社100%出資)
従業員数 単体:251名 連結:392名(2015年度末)
事業内容 (1)情報活用のコンサルテーション、システム構築、保守・運用業務の受託。(2)パッケージソフトウェアの開発、販売、導入支援。(3)コンピュータおよび通信機器の販売・賃貸・導入支援。(4)ASPサービス、ハウジング・ホスティングサービス。(5)ネットワーク構築、保守・運用サービス。
「情報技術を駆使するプロフェショナルとして、新しい価値の創造・高品質なサービスの向上を通じ、お客様と社会の発展に貢献します」という企業理念のもと、常に技術革新に挑戦し、顧客のビジネスに貢献するシステムおよびソリューションを提供しつづけている東レシステムセンター。 1985年の創業以来、東レグループの情報システム会社としての強みを活かし、繊維・プラスチック・化学・商社等の多岐に渡る分野のシステム開発・運用・活用推進に携わり、ビジネスを支援するソリューションを提供。自社開発システムのみならず、アライアンス企業のシステム・パッケージの提供を通じて、ソリューション・コンサルタント、またはアウトソーシング・パートナーとしても高い評価を得ている。

もくじ

  1. 1.■現在使用しているEDIシステムの構成
  2. 2.■インフラの老朽化やサービス向上への対応が急務
  3. 3.■設計から検証、構築まで、グループEDIのリプレースを全面サポート
  4. 4.■2024年問題への対応準備や運用コストの削減を実現
  5. 5.■ワイ・ディ・シーの積極的な対応や高いコミュニケーションスキルを評価
  6. 6.■今後の拡張予定とワイ・ディ・シーへの期待

■現在使用しているEDIシステムの構成

-- 貴社のEDIシステムについてご紹介ください。

TSCでは、現在二つのEDIシステムを運用しています。今回はそのうちの一つ、グループEDIを移行しました。
残りの一つは今後、今回構築したシステムに統合する予定です。

グループEDIは、東レグループの会社や関連会社向けのEDI基盤です。各企業がサーバや通信回線を
持たずにEDIをサービスとして利用できるようTSCが構築・運用しています。

2006年にサービスの提供を開始し、現在、利用社数は13社、取引先は約90社、連携ファイル数は約600ファイルとなります。グループ企業内での通信はグループの共通基盤として利用しているネットワークを、社外とは
公衆回線(ISDN)とインターネットを介して通信しています。

■インフラの老朽化やサービス向上への対応が急務

-- グループEDIをリプレースした理由を教えてください。

旧グループEDIを構築してから年月が経過し、ハードウェアの老朽化やソフトウェアの機能不足が表面化していました。そのため、耐障害性の強化を図るとともに、今後の利用社数や取り引き数の増加、機能の向上、スケールの拡大を見据えたEDIインフラ環境の強化は、重要な課題となっていました。

さらに、対応プロトコルを柔軟に追加・変更できる環境を実現することで、各企業で独自に運営しているEDIサーバをグループEDIに統合していきたいという思いもありました。

もう少し早いタイミングでグループEDIをリプレースしたいと考えていましたが、 2024年問題が控えていることやもう1つのEDIのリプレース時期がまだ先だったこと、メンバーの負荷状況の問題等から先延ばしになっていました。

しかし、当時の段階では2024年問題の対策動向は定まっていなかったものの、他の条件がそろったため、今のタイミングでグループEDIの課題をクリアしておくことで2024年問題に対応する道筋を付けようと考え、リプレースをすることにしました。

-- グループEDIのリプレースをワイ・ディ・シーに依頼した理由を教えてください。

EDIシステム全体のリプレースについて、ワイ・ディ・シーを含めた2社に提案を依頼しました。ワイ・ディ・シーからの提案を採用したポイントは次の通りです。

【採用ポイント1】新EDIシステムの稼働に必要な作業を幅広く網羅
ワイ・ディ・シーの提案は、EDIサーバの統合を見越したサーバ構築から、アプリケーションやネットワーク環境、アプリケーションの検証、通信テストの支援など、新EDIシステムの稼働に必要な作業を幅広く網羅した対応を提案してくれました。

【採用ポイント2】作業イメージがつかめる提案内容
ワイ・ディ・シーの提案は、システムのリプレースに必要な作業や手順のイメージが明確に提示されていました。そのため提案通りの作業が実施できれば、確実にシステムのリプレースができるというイメージがつかめました。

【採用ポイント3】実績と技術力を評価
ワイ・ディ・シーには2006年のグループEDI構築時から継続してサポートをしてもらっており、さらに、VIGIEのような運用ツールを自社開発・提供したり、FTサーバ環境でのACMSの構築実績もあることなどから、ACMSやEDIに関する経験が豊富で、技術力も高く、安心してサポートを任せられると判断しました。

■設計から検証、構築まで、グループEDIのリプレースを全面サポート

-- ワイ・ディ・シーの担当した業務について教えてください。

ワイ・ディ・シーには、プロジェクト計画から構築作業、プロジェクト管理まですべてを担当してもらいました。このうち構築作業としては、(1)ハードウェアやネットワーク環境の事前検証を含めた基本設計・構築、(2)アプリケーションの事前検証、(3)通信テストの支援、さらには(4)ACMS統合運用管理ツール「VIGIE」も提供してもらっています。詳細は次の通りです。

(1)ハードウェアやネットワーク環境の事前検証を含めた基本設計・構築
グループEDIのリプレースにあたり構築作業全般を依頼しました。EDIサーバそのものの構築をしてもらうだけでなく、ファイアウォールなどネットワーク環境やセキュリティ環境の設定や検証も実施してもらいました。

(2)アプリケーションの事前検証
今回のリプレースはインフラの刷新が主で、開発したアプリケーション等はそのまま移行しました。ワイ・ディ・シーには、新グループEDIにおけるアプリケーションの事前検証や動作確認なども実施してもらいました。

(3)通信テストの支援
グループEDIを利用している各グループ企業はもちろん、データを交換する取引先にも負担をかけないよう、サービスをリリースする前にすべての環境を用意して通信テストを実施しました。ワイ・ディ・シーにその準備作業やサポートを依頼しました。この作業には、アプリケーションや設定内容を紐解く技術力が求められるため、ACMSの構築・運用経験が豊富なシステムエンジニアをワイ・ディ・シーから派遣してもらいました。

(4)ACMS統合運用管理ツール「VIGIE」
EDIの運用負荷を軽減し、運用の属人化を防ぐためにワイ・ディ・シーのVIGIEを導入しています。VIGIEの導入や活用に関するサポートもお願いしています。

■2024年問題への対応準備や運用コストの削減を実現

-- EDIインフラをリプレースした効果を教えてください。

EDIインフラだけでなく周辺環境も含めて見直したことで、次のような効果がありました。

  • ハードウェア/ソフトウェアの更改・統合による運用コストの削減
  • サーバやネットワーク環境に対する不安の解消
  • 運用ツール(VIGIE)の導入による運用の負荷削減と属人化の排除
  • 様々なニーズ(対応プロトコル)に対応可能な環境の実現
  • 2024年問題に対応可能な環境の実現
  • FTサーバの採用により耐障害性・信頼性が向上
  • 実装回線数の増強

■ワイ・ディ・シーの積極的な対応や高いコミュニケーションスキルを評価

-- ワイ・ディ・シーの対応に対する評価をお聞かせください。

ワイ・ディ・シーのおかげで、予定通りのスケジュールで新グループEDIをリリースできました。スケジュールに関しては、利用会社や取引先にリリース日を通知していることもあり、遅れは許されませんでした。この点は現場で作業をした私たちだけでなく、上司も高く評価しています。

その要因として、ワイ・ディ・シーの「経験、ノウハウ、技術力の高さ」という部分はもちろんですが、同時に「コミュニケーションがスムーズ」だったという点が大きく貢献していると捉えています。

また、VIGIEによって「運用管理負荷が軽減され、運用の非属人化」にもつながっている点も評価しています。

-- では、「経験、ノウハウ、技術力の高さ」について詳しく教えてください。

これまでの経験やワイ・ディ・シーならではのノウハウがベースとなっていると思うのですが、必要となる作業を先回りして確認し、対応していただいたので、作業工程が明確で工数や手間のかかる作業も慌てずに対応できました。

たとえばファイアウォールの置き換えに関して、検証機を実環境に持ち込んで事前検証をしていただきました。アプリケーションの稼働確認は、常駐していただいたシステムエンジニアに、パターンの洗い出しやテストケースの策定をしていただきました。システム構成の変更に対する影響範囲を詳細に調査していただいたので、移行作業のときには安心して作業を実施できました。

また、特に通信テストに関しては、利用会社や取引先に負担や迷惑をおかけしないよう、すべての通信環境を用意して通信テストを実施してくれました。サーバ側の通信環境やネットワーク機器が新しくなっている中で、それ相応の準備をしていたからこそ、このように手間と時間がかかる作業も予定通り完了できたと思っています。

-- 「 コミュニケーションがスムーズ」について詳しく教えてください。

ワイ・ディ・シーの担当者は、営業担当者もシステムエンジニアも相談がしやすく、迅速かつわかりやすく答えを返してくれました。さらに、指示待ちの姿勢ではなく、積極的に必要な作業を明示してくれたり、行動に移してくれたりしました。私たちが判断するべきことや作業しなければならないことが明確だったので、プロジェクトが停滞することなく、スムーズに進行できたと思っています。

また、システムエンジニアが常駐してくれたことで、気軽に相談ができ、疑問点にも即座に答えていただけました。会議は、設計レビューなどの重要性の高い会議は対面式で行いましたが、定例会議などは基本的にWeb会議で行いました。多少聞き取りにくい場面もありましたが、常駐エンジニアが会議に参加して仲介するなどの工夫があり、効率的なコミュニケーションが取れました。

-- VIGIEによる「運用管理負荷が軽減と運用の非属人化」について詳しく教えてください。

VIGIEを使うと、これまでコマンドを入力しないと得られなかったような情報を、簡単な操作で視覚的に表示することができます。そのため、回線の利用状況などをだれでも容易に把握できるので、運用負荷の軽減と属人化を防ぐことにつながります。

■今後の拡張予定とワイ・ディ・シーへの期待

-- 今後の拡張予定などはありますか。

もう一つのEDIの統合作業を近々実施する予定です。
2024年問題への対応は動向が不明な点も多く、現時点では未定です。

-- ワイ・ディ・シーへの期待などあればお聞かせください。

これまではシステム単位やシステム構築単位でワイ・ディ・シーからサポートを受けてきましたが、ワイ・ディ・シーの知見やノウハウを信頼しており、今後はITシステム全般について相談に乗ってもらえるようなお付き合いができればと考えています。これからも変わらず、迅速かつ柔軟な対応に期待しています。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

  • 取材日時 2016年10月
  • 東レシステムセンター株式会社のサイト
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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