「109」公式通販サイトのデータロスを防ぐため、データベースをほぼリアルタイムでバックアップ。

お客様に聞く

導入前

  • 1日に1回、データベースを磁気テープへとバックアップ
  • 磁気テープからの復元に関して不安
  • 高価で、複雑な冗長化構成の構築は困難

導入後

  • ほぼリアルタイムでデータベースをバックアップ(同期)
  • システム全体の可用性を高めることに成功
  • 導入・運用コストの負担が軽く、既存資産も有効活用

東急グループにおける不動産事業の中で、ショッピングセンター(SC)の運営管理事業を担う株式会社東急モールズデベロップメント(以下、東急モールズデベロップメント)では、オンラインショッピングサイトのデータベースをリアルタイムでバックアップするため、Standby Expressを利用している(2016年9月末日まで稼働)。導入の経緯と効果について、株式会社東急モールズデベロップメント 事業本部 109事業部 109ネット部 部長 松田 太郎氏と、同部 マネジャー 勝城 多以子氏に詳しく伺いました。

株式会社東急モールズデベロップメント

本社 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番7号 五島育英会ビル4階
代表取締役 代表取締役社長 和田 博之
創業 1978年1月17日
資本金 1,550百万円
従業員数 180名(2014年3月末現在)
事業内容 SC企画開発運営事業(サブリース・プロパティマネジメント事業)

2006年4月に、SHIBUYA109(写真)を中心とするSCを運営していた東急商業開発株式会社と、たまプラーザ東急SCを中心に東急線沿線においてSCを運営していた株式会社東急マーチャンダイジング アンド マネージメントが合併して発足。規模、コンセプト、ターゲット、運営形態(サブリース形態、業務受託形態など)が異なる多彩なSCを手がけることになり、そこで培われたSC運営ノウハウを強みに、109ブランドを活用した事業展開を軸として、国内外でのSC運営事業の拡充を図っている。また、ネット社会の発展とともに成長を続けるネット通販事業と、施設のスペースや壁面を活用した広告事業なども手がけている。

販売パートナー企業概要

大興電子通信株式会社

本社 東京都新宿区揚場町2番1号 軽子坂MNビル
代表取締役 代表取締役社長CEO兼COO 津玉高秀
創業 1953年(昭和28年)12月1日
資本金 36億5,425万円
従業員数 994名(連結)/776名(単体)(2014/3/31現在)
事業内容 ICTに関するコンサルティング、構築、開発、運用、保守サービス 他

もくじ

  1. 1.「109」公式通販サイトのデータベースをStandby Expressで同期
  2. 2.サイトの規模やアクセス数が急増し、通販サイトの運用環境をバージョンアップ
  3. 3.Standby Expressを導入することで、通販サイトの可用性を向上
  4. 4.今後の拡張予定とワイ・ディ・シーへの要望と期待

「109」公式通販サイトのデータベースをStandby Expressで同期

Standby Expressを利用しているシステムについて教えてください。

当社では、SHIBUYA109と、109MEN'Sの全国的な人気を背景に、2004年10月に「109」公式通販サイトとして「SHIBUYA109NET SHOP」を、2006年11月には「109MEN'S NET SHOP」を、さらに2012年10月には次世代の109ブランドの発掘・育成をテーマに「109NET plus」を開設しました。これらサイト全体の概要は次の通りです。

●「109」公式通販サイトの概要(2014年7月現在)とサイトのイメージ

登録メンバー数 40万人以上
月刊PV(ページビュー)数 4000万PV
年間利用者数 約165,000名
取り扱いアイテム数 約18,000アイテム
売上高 約14億円

これら3つの通販サイトの構築・運用にはECサイト構築パッケージを利用しており、同パッケージに搭載されているOracle Database(以下、データベース)のバックアップ(同期)にStandby Expressを利用しています。

バックアップの同期間隔と転送量について教えてください。

10分間隔で、本番環境から同一ネットワーク内のスタンバイ機へ同期を行っています。現在、1日当たりのデータ転送量は約15GBです。

サイトの規模やアクセス数が急増し、通販サイトの運用環境をバージョンアップ

Standby Expressを導入した経緯を教えてください。

Standby Expressを導入する以前は、現在のように10分間隔ではなく、1日に1回、データベースを磁気テープへとバックアップしていました。

しかし、そのような体制では、システムにトラブルが発生した場合、最大で1日分のデータを失ってしまうリスクがありました。幸いにして、これまでそのようなことは起こったことがないのですが、磁気テープからのデータ復元に関しても漠然とした不安がありました。そのため、システム全体の見直しを契機に、より強固なバックアップ体制を構築したいと考えてStandby Expressを導入しました。

「システム全体の見直し」を行った理由を教えてください。

旧システムを導入してから時間も経過しシステムの老朽化も見られるようになり、サイトの規模やアクセス数も急増していましたので安定性にも不安を感じるようになりました。そのため、システム全体、すなわちハードウェアとソフトウェアをアップグレードすることにしました。

Standby Expressを導入することで、通販サイトの可用性を向上

バックアップシステムを選定したときの要件を教えてください。

できるだけ可用性を高めたいという希望はありましたが、正直なところ、Oracle RAC(Real Application Clusters)のような高価で、複雑な仕組みを導入するのは難しい状況でした。

そのため、次の4つのポイントが基本的な要件となりました。

  1. (1)導入・運用コストの負担が軽いこと
  2. (2)リアルタイムに近い間隔でデータのバックアップ(同期)が取れること
  3. (3)手離れが良く、運用負荷がかからないこと
  4. (4)データの復元がスムーズなこと
Standby Expressを選定した理由を教えてください。

ECサイトの構築・運用をサポートしてもらっているベンダーに相談をしたところ、Standby Expressの提案を受けました。

Standby Expressは、大がかりなシステムと比べて導入・運用コストが圧倒的に低く、導入実績も豊富で、現在「利用しているECサイトでの動作も問題はない」というサポートベンダーと開発元の推奨もありましたので、安心して導入できると考えました。

また今回、旧ハードウェア環境を同期の対象となるスタンバイ機として活用できるので、ゼロからシステムを用意するよりもコスト的な負担が少なく、資産の有効活用もできると考えました。

さらに、本番環境での運用が継続できないような場合でも、スタンバイ機でシステムを運用できるようになるので、単にバックアップ環境を変えるのではなく、システム全体の可用性を高める投資だという点を高く評価しました。

今後の拡張予定とワイ・ディ・シーへの要望と期待

今後の拡張予定などはありますか。

通販サイトの環境に関しては、大きな改変や更改がなければ、特にバックアップ環境を変えるようなことは考えていません。一方、ほかの業務用システムのデータベース環境については、今後、可用性を向上させる意味で、Standby Expressの導入を検討する余地はあると考えています。

Standby Expressの導入を検討している企業へのアドバイスをいただけますか。

技術的な部分では、私たちよりも詳しい企業や担当者の方が多いと思うのですが、逆に当社のように少数精鋭で、専門家の支援が欠かせない場合は、サポートベンダーや開発ベンダーとの信頼関係を築くことが重要だと考えています。

信頼できるベンダーがいれば、本来取り組むべき業務、私たちの場合はECサイトの魅力を高め、売上を向上させるという仕事により集中できますし、これはバックアップシステムやECサイトだけでなくIT活用の基本だと捉えています。

ワイ・ディ・シーへの期待などあればお聞かせください。

Standby Expressの導入に関して、直接、関わる機会は多くありませんでしたが、サポートベンダーと連携を密にして、スムーズな導入に貢献してもらったと聞いています。

これからも、高い技術力を生かして、優れた製品やサービスを低コストで提供してもらうことを期待しています。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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