通常運用時の保守運用コスト軽減と、リスクや属人化排除に大きく貢献。

お客様に聞く

導入前

  • 約15年ぶりに基幹システムを全面刷新
  • 目指したのはDBバックアップ環境のシンプル化
  • SIerの経験と視点からも Standby Expressを評価

導入後

  • 手間とコストをかけずデータ損失リスクを軽減
  • 1台のサーバで複数システムのDBをバックアップ
  • インフラ環境を問わないバックアップ環境を実現

大興電子通信株式会社(以下、大興電子通信)では、販売管理システムと会計システムのDBサーバのバックアップにStandby Expressを利用している。導入の経緯と効果について、コーポレート本部 経営企画部 シニアマネージャー 中島 満氏とSEイノベーション本部 基盤システム部 システム課 アシスタントチーフ 長谷川 拓也氏に詳しく伺いました。

大興電子通信株式会社

本社 東京都新宿区揚場町2番1号 軽子坂MNビル
設立 1953年12月1日
資本金 36億5,425万円
従業員数 953名(連結)、714名(単体)(2016/3/31現在)
事業内容 専門コンサルタント、商社(事務機器・電子・OA関連)、情報処理、インターネット関連、ソフトウェア

「通信事業の分野から日本の産業を支えていきたい」という志を抱いた創業者により、1953年(昭和28年)に設立。20,000社を超える顧客とともに培った経験と実績をベースに、製造、流通、金融から医療、宇宙まで幅広い事業分野を手がける。顧客第一の信念のもと、高品質なシステムを提供するために品質向上にこだわり、ソリューションビジネスを展開している。

もくじ

  1. 1.販売管理システムと会計システム(SuperStream)、2つのDBを1台の物理サーバでバックアップ
  2. 2.高価で複雑な仕組みを避け、シンプルで拡張性の高い構成を選択
  3. 3.導入効果
  4. 4.ワイ・ディ・シーへの要望と期待

販売管理システムと会計システム(SuperStream)、2つのDBを1台の物理サーバでバックアップ

Standby Expressの利用状況について教えてください。

当社では現在、約15年前に導入した基幹システムの全面的な刷新に取り組んでいます。その第一弾として、スクラッチで開発した「販売管理システム」と、パッケージソフト(SuperStream)をベースとした「会計システム」の稼働を開始しました。

この2つのシステムのDBサーバ(Oracle Standard Edition R11gR2)をStandby Expressでバックアップしています。バックアップサーバは1台の物理サーバで運用しています。

システムの運用環境について教えてください。

アプリケーションサーバ、バックアップサーバ、DBサーバは、全て社内のサーバルームで運用しています。

将来的には、この2つのシステムに限らず、新しく構築する社内システムすべてをデータセンタへ移設する予定となっています。また、バックアップサーバに関しては関西方面のデータセンタなどに設置して、BCPおよびDRの強化を図っていきたいと考えています。

DBの容量やデータ転送量について教えてください。

DBのサイズは、それぞれ約160GBになります。

同期間隔は10分に設定しており、1日あたりのデータ転送量は、販売管理システムが平均約50GB、最大約200GB。会計システム(SuperStream)が平均約1.5GB、最大約2GBとなります。

Standby Expressによるバックアップ環境の構成イメージ

高価で複雑な仕組みを避け、シンプルで拡張性の高い構成を選択

Standby Expressを導入した経緯について教えてください。

導入当時、旧基幹システムは先進的でしたが、今と なってみると運用や保守にかかる手間やコストの負担が大きく、また自社の業務スタイルに合わせてカスタマイズをしてきたことから、メンテナンスも属人化しがちでした。

販売管理システムや会計システム(SuperStream)はミッションクリティカルなシステムではありますが、秒単位でダウンタイムが問題になるシステムではありません。ダウンタイムの最小化よりも、データの損失を最小限に抑えることのほうが重要です。

そのため新システムでは、構成を簡素化し、運用負荷を軽減すると同時に、属人化しない仕組みを取り入れるという考え方を基本にシステムを設計しました。

DBのバックアップに関しても、できるだけシンプルな構成にしました。特定の担当者しかリストアができないという状況だけは避けたかったのです。旧基幹システムでは夜間にバックアップをしていたため、最大で24時間分のデータを失うリスクがありました。

Standby Expressを採用した理由を教えてください。

当社はこれまでStandby Expressをインテグレートしたシステムを構築してきた経験もあるので、Standby Expressの良さは理解しているつもりです。その主なポイントは、次の通りです。

  • 高価なハードウェアやソフトウェアが不要なので、導入コストを抑えることができる。
  • システム本体への複雑な組み込みや修正が不要なので、短期導入できる。
  • 運用時、システム本体への負荷がほとんどかからない。
  • パフォーマンスへの影響が少ない。
  • バックアップの運用に必要な機能が網羅されているので運用の負荷がかからない。
  • シンプルでとても分かり易いGUI画面なので、操作ミスが起きにくい。
  • プライマリシステムからバックアップシステムへの切り換えが容易。
  • 短い間隔で同期(バックアップ)できる。
  • 複数DBを1つのサーバでバックアップ(同期)できる。

導入効果

Standby Expressの導入効果について教えてください。

実際のトラブル時、バックアップシステムに切り換えることがないと、導入効果を実感できないと捉えがちですが、通常運用時の保守運用コストをどれだけ軽減できたか、リスクや属人化をどれだけ排除できたかという視点からの評価が重要だと考えています。そういう意味では、Standby Expressの導入は大きな成果を上げていると考えています。

【導入効果1】運用コストと負荷の削減
設定の調整などは状況に応じて必要かもしれませんが、現状、通常運用時は特に何もする必要がなく、10分間隔でDBが確実にバックアップ(同期)されているという安心感は、重要な効果の1つです。
同期のエラーやトラブルが発生した場合は、随時アラートメールが送られてくるので迅速な対応が可能になりました。切り替えや復旧作業がとても容易になったので、万一の際も安心してスムーズな対応ができそうです。
【導入効果2】リスクの排除、軽減
データ損失リスクが大幅に削減され、システムの切り換えも半日程度で済むようになったことは、BCPのレベル向上につながりました。ダウンタイムをゼロにすることが理想ですが、リスク管理に対する投資対効果という点では、バランスの取れたベストに近い選択だと考えています。
【導入効果3】拡張性(投資の保護)
バックアップ・データの容量にもよりますが、ディスク容量が許せば既存のバックアップサーバで更に他のDBをバックアップすることも可能です。データセンタへの移設やDR環境への拡張に際しても、Standby Expressの設定変更はほとんど不要です。このような拡張性の高さは、投資の保護という視点からも重要な導入効果だと捉えています。
【導入効果4】今後のビジネス展開
Standby Express販売代理店の当社ならではの副次的な効果になるかと思いますが、Standby Expressを自社利用することで、ユーザ視点でのノウハウが蓄積できると思います。
会計ソリューション「SuperStream」をはじめ、オリジナルパッケージとなる個別受注型生産管理ソリューション「rBOM」、専門店向けソリューション「RetailFocus」、調達支援ソリューション「PROCURESUITE」など、オプションメニューとしてStandby Expressを提供していきます。

ワイ・ディ・シーへの要望と期待

Standby Expressおよびワイ・ディ・シーへの評価や期待などあればお聞かせください。

Standby Expressは、Oracleの基本機能を基に設計されているので、システムの動作もわかりやすく、安心して利用できます。また、今回当社ではDBのバックアップソリューションとして採用しましたが、DBのシステム移行やクラウド移行などにも利用できる応用範囲の広いソリューションだと思います。今後も、軽快なパフォーマンスや手軽さといった「らしさ」を失うことなく、カバーする範囲を広げてもらいたいと思います。

ワイ・ディ・シーは技術力や専門性の高いソリューションを提供しており、Standby Expressの開発元ベンダーとしてだけでなく、ビジネスパートナとして大いに期待しております。今後とも、よろしくお願いいたします。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

  • 取材日時 2016年3月
  • 大興電子通信株式会社のサイト
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

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