最大24時間であったPROが数分レベルに。RTOの短縮につながる手順のマニュアル化を実現。

お客様に聞く

導入前

  • ストレージの障害が重大なインシデントへ直結
  • 1日1回の夜間バックアップではデータの損失リスクが大
  • 既存システムへの影響が大きなバックアップ環境の導入は困難

導入後

  • 3分間隔でのDB同期を実現
  • 既存システムに影響なく導入が可能
  • バックアップ環境への切り換え手順を確立

昭和電線グループのシステムインテグレータ、株式会社アクシオ(以下、アクシオ)では、同社が管理する「販売管理システム」と「在庫管理システム」のバックアップ環境を強化するため Standby Expressを導入しました。導入の経緯と効果について、SI事業部業務システム部第 1グループ菊池 聡氏(主任)と砂野 裕彦氏に詳しく伺いました。

株式会社アクシオ

本社 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー8F
設立 1991年12月
資本金 3億1000万円
従業員数 186名(2016年4月現在)
事業内容 セキュリティ・ソリューション、ソフトウェア開発・運用保守、ネットワーク構築

創業以来「Standing on your Viewpoint」をスローガンに多様なニーズに対して、顧客視点でITを考え最適なソリューションを提案。多くの構築実績を持つ統合認証基盤を中心に、ケーブリングから、ネットワーク、仮想化、モバイルソリューションと時代の変化に対応したITインフラを提供している。

もくじ

  1. 1.Standby Expressにより「販売管理システム」と「在庫管理システム」のDBを3分間隔でバックアップ
  2. 2.低コストかつ短期間に導入が可能なStandby Expressを採用
  3. 3.システムやネットワークへの負荷がかからないバックアップ環境を実現
  4. 4.今後の展開予定とワイ・ディ・シーへの期待

Standby Expressにより「販売管理システム」と「在庫管理システム」のDBを3分間隔でバックアップ

Standby Expressの利用状況について教えてください。

アクシオでは、グループ会社である冨士電線株式会社(以下、冨士電線)が利用している、基幹システムや業務システムの開発・構築・運用も担当しています。

今回、冨士電線が利用する「販売管理システム」と「在庫管理システム」のOracle DBのバックアップ環境を強化するためにStandby Expressを導入しました。

両システムともプライマリサーバとバックアップサーバ間は、バックアップ専用LANを用意し、3分間隔でDBの同期を取っています。

3分間隔でDBの同期を取っているのは、何か理由があるのでしょうか

Standby Expressを導入する以前は、1日1回夜間に、RMANで出力したデータとDBのダンプデータをローカルディスクに保存して、バックアップツールを使ってストレージに保管していました。そのため最悪の場合、丸1日分のデータを消失するリスクがあり、できるだけ短い間隔でデータを同期させることで、データ損失のリスクを最小限に抑えたいと考えました。

それぞれのシステムのDB容量とデータ転送量について教えてください。

販売管理システムのDBの容量は約120GB。1日あたりのデータ転送量は平均で約35GB、最大で約50GBとなります。在庫管理システムのDBの容量は約20GB。1日あたりのデータ転送量は平均で約3.5GB、最大で約5GBとなります。

Standby Expressによるバックアップ環境の構成イメージ

低コストかつ短期間に導入が可能なStandby Expressを採用

Standby Expressを導入した経緯について教えてください。

クラスタ構成では、サーバは2台の筐体で冗長化されていますが、共有ストレージの筐体は結局のところ、1台なので、共有ストレージの筐体に障害が発生すると、システム停止してしまいます。

従来の1日1回のバックアップ方式だと、リストアに時間を要するため、長時間のシステム停止、更にリストアで戻されたデータは1日前の古いデータとなってしまうため、業務に甚大な影響が出てしまいます。共有ストレージのトラブルによる影響を抑えるため、リアルタイムに近いバックアップ方式の採用を検討しました。海外製の製品も検討しましたが、コスト面が大きなネックとなりました。

そこでアシストに相談したところ、Standby ExpressであればOracle Standard Editionに対応しており、既存のシステム環境やDB環境に大きな変更を加えることなく、低コストかつ短期間に導入が可能だという提案を受けました。そこで、試用版を手配してもらい、導入の検証をすることにしました。

検証とはどのようなことをしたのでしょうか。

仮想化環境上で本番システムと同様の環境を用意して、実際に同期ができるか、アプリケーションが問題なく稼働するかといったテストを実施すると同時に、システムの切り換え手順なども確認しました。検証環境とは言え、経験や知識がなくてもStandby Expressの導入や設定はとても簡単でした。

DBの同期も当初から3分間隔でほとんど問題はありませんでした。DBの切り換えに関してはワンクリックできるものの、アプリケーション切り換えに複雑な手順が必要なケースが見られました。その確認と手順をマニュアル化するため最終的には2か月ほどかかりました。

アシストに相談をした理由を教えてください。

自分たちでも調査しますが、今回の件に限らず、困ったことがあれば専門のベンダーに相談するのが問題解決への近道です。アシストは幅広い製品やソリューションを提供しており、特にOracle環境に関しては豊富な経験と実績がありますので、とても頼りになる存在です。

実際、今回もStandby Expressだけでなく、当社の要望に応じたいくつかの提案をしていただき、大変感謝しております。

システムやネットワークへの負荷がかからないバックアップ環境を実現

Standby Expressの導入効果について教えてください。

既存のシステムに影響を与えることなく、簡単に導入できるというのはとても助かりました。

本番DBとバックアップDBの同期には、バックアップ専用LANを利用しているので、業務で利用するサービス用ネットワークには影響しません。

評価版による社内検証の結果、Standby Expressの動作は軽く、同期間隔を短くしてもアプリケーションの動作に影響がないことから、3分間隔の同期設定とすることができたことも大きな成果だと捉えています。

さらに、システムは安定しており、導入後2か月以上経過していますが、同期エラーは一度も発生していません。通常時は、1日1回送られて来るレポートメールをチェックするぐらいで済むので、運用負荷もかかりませんし、いざとなればマニュアルに従って、迅速にシステムをバックアップ環境へ切り換えできるという安心感は大きな成果だと捉えています。

今後の展開予定とワイ・ディ・シーへの期待

今後の拡張予定などあれば教えてください。

「販売管理システム」や「在庫管理システム」と同様、ストレージ部がシングル構成になっているシステムがまだたくさんありますので、システムの重要度や利用状況などを見極めながら、Standby Expressの導入を進められればと考えています。

また、Standby Expressの同期・切り換えの機能を使えば、DBのマイグレーションや移行にも応用が可能だと聞いています。今後、そのようなケースが発生したときにもStandby Expressの利用を検討していきたいと考えています。

Standby Expressおよびワイ・ディ・シーへの評価や期待などあればお聞かせください。

Standby Expressに関しては、アシストから「Oracle DBの機能を上手く使って同期を自動化しているので、動作もシンプルでトラブルなどが発生しにくい」という説明を受けましたが、当社としてもその点を高く評価しています。今後は、マイグレーションやDB移行をシンプル化するソリューションの提供にも期待しています。

販売パートナー企業概要

株式会社アシスト

本社 東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル
代表者 代表取締役社長 大塚 辰男
設立 1972年3月
資本金 6,000万円
従業員数 1,070名(2016年4月)※グループ会社含む
事業内容 コンピューター用パッケージ・ソフトウェアの販売、技術サポート、教育及びコンサルティング

株式会社アシスト
情報基盤事業部 戦略顧客営業部 協業課
浅羽 義彦氏

  • 取材日時 2016年3月
  • 株式会社アクシオのサイト
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

お問い合わせ

  • TEL 042-333-6200
  • FAX 042-352-6100
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