システム停止することなく、DBの冗長環境が構築できる Standby Expressを採用。

お客様に聞く

導入前

  • 可用性とコストの両立が課題
  • ユーザ数の拡大にともなう耐障害性の向上
  • 手動で切り替えていたため、RPOは最大24時間

導入後

  • 最小限の投資と作業で、DBの冗長環境を構築
  • 遠隔地での運用も可能なスタンバイ環境を実現
  • 属人化しないシンプルな切り替え操作が可能
  • RPOを最大10分に大幅改善

総合人材サービスを展開するテンプホールディングス株式会社(以下、テンプホールディングス)では、約7,000ユーザが利用するワークフローシステムのDBをStandby Expressで冗長化している。Standby Express導入の経緯と効果について、テンプホールディングス株式会社 グループIT本部 GITBITA部 部長 馬場 優子氏、システム企画室 柿永 綾子氏、同グループでシステム保守を担当する株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ システムソリューション事業部 グループソリューション統括部 リクルートメントソリューション部 マネジャー 宇野 弘明氏、およびシステム構築のサポートを担当したデル株式会社 東日本支社 エンタープライズ・テクノロジー・サービス統括本部テクノロジー&デリバリー本部 ソリューション推進部 テクニカル・コンサルタント 小田倉 健一氏に詳しく伺った。

テンプホールディングス株式会社

本社 東京都渋谷区代々木2-1-1
設立 2008年10月1日
資本金 17,327百万円
従業員数 (連結)37,943名
事業内容 労働者派遣事業・有料職業紹介事業等の事業を行うグループ会社の経営計画・管理並びにそれに付帯する業務

1973年に人材派遣のテンプスタッフを創業して以来、派遣・紹介事業、メディア事業、設計・研究開発事業、ITアウトソーシング事業など幅広い事業を展開。国内外で95社、508拠点を展開する総合人材グループとして活動している。2016年7月、「“人(PERSON)” の成長を通じて、社会の課題を“解決(SOLUTION)”する」という意味の造語となる「PERSOL(パーソル)」をグループブランドとして新設。あらゆる個人や組織の成長を支援するグループとして、「人と組織の成長創造インフラへ」をグループビジョンに掲げている。

もくじ

  1. 1.■約7,000ユーザが利用するワークフローシステムのDBをStandby Expressで冗長化
  2. 2.■3つの提案を比較検討
  3. 3.■システム停止せずに導入できることが最大の選定ポイント
  4. 4.■特別な知識がなくても、簡単、確実、短時間で切り替え可能
  5. 5.■期待と評価

■約7,000ユーザが利用するワークフローシステムのDBをStandby Expressで冗長化

-- 利用状況について教えてください。

2016年7月にグループで共同利用しているワークフローシステムの可用性および性能向上を図る為、システムインフラを増強しました。その一環で、DBをStandby Expressで冗長化しました。

現在、10分間隔で本番DBからスタンバイDBへ変更差分を同期しており、DBの容量は210GB。1日あたりの更新ログ(アーカイブ・ログ)転送量は平均で約8GB、最大で約18GBとなります。

-- ワークフローシステムについても教えてください。

ワークフローシステムは「AgileWorks」をベースに構築しており、社内では「i-flow」と呼んでいます。派遣業務に関する申請、稟議書やアカウント、システム関連の申請業務などに活用しています。

利用者は約10,000ユーザにおよび、グループのコア業務を担っていることから、サービス停止、データ損失が許されないミッションクリティカルなシステムです。RTO(Recovery Time Objective)は2時間、RPO(Recovery Point Objective)は10分に設定しています。

■3つの提案を比較検討

-- 導入した経緯を教えてください。

当グループでは、2つの異なるワークフローシステムをi-flowに一本化しました。

i-flowの利用者数は、7,000から10,000程度に増加、申請書数も、70から100程度に増えました。旧システム環境ではRTOが8時間、RPOは24時間という状況で、RTO、RPOの見直しは避けて通ることができませんでした。

-- これまでDBバックアップはどうしていたのでしょうか。

本番DBは定期的にバックアップを取っていました。本番サーバが故障したら、手動でDBのバックアップを予備のサーバにリストアする運用です。

関連システムの支援をしてくれているデル株式会社(以下、デル)に相談、3つの提案をもらいました。

【提案1】コストセーブ案
従来の方式を継続。耐障害性は向上しないが、コスト負担や障害発生時のオペレーション変更も不要。

【提案2】高可用性案
クラスターソフトを導入し、ミラーリング構成にする。クラスターの切り替わりにかかる時間(RTO)は数分。ミラーリング構成なのでRPOはほぼ0分。しかしながら、一定の初期投資と運用コストがかかる。また、システム構築や初期同期の際は、ある程度まとまったシステムのサービス停止が必要となる。

【提案3】バランス案(Standby Express)
スタンバイ機に変更差分を同期。切り替えは手動になるが、操作は容易。RTOは2時間、RPOも10分に設定可能。一定の初期投資と運用コストがかかるが、システム停止することなく導入可能。

■システム停止せずに導入できることが最大の選定ポイント

-- 選定理由を教えてください。

バランス案(Standby Express)を選んだ主なポイントは、次の通り。

【選定理由1】導入のし易さ
最大の理由は、サービス停止せずに導入できること。

【選定理由2】実績(製品の信頼性)
500を超える豊富な稼働実績。デルにおける実績もあるので安心感があった。

【選定理由3】コスト
クラスターソフトと比較して、安価に導入できる。

【選定理由4】業務継続性
本番障害時もスタンバイ機に切り替えることで業務継続可能。

【選定理由5】拡張性
DR(ディザスタリカバリ)環境への移行も容易。

【選定理由6】再構築サービス
各種災害やディスク障害によるDB破損時、本番DBまたは、スタンバイDBの再構築サービスがサポート契約の範囲内で受けられるので安心。(Premium Support契約が必要)

■特別な知識がなくても、簡単、確実、短時間で切り替え可能

-- 導入効果について教えてください。

導入時、ワークフローシステムのサービス停止を最小限に抑え、業務への影響少なく、DBの冗長化を図ることができました。

本番機、スタンバイ機共にメモリを拡張したり、本番機と構成を合わせる為にスタンバイ機にSSDを追加したりはしましたが、これまで使用していたサーバを利用できたので、手間とコストが削減できました。

Oracle DBに関する知識がない担当者でも、オペレーションミスなどの心配なく、万一に備えることが可能になりました。

本番運用での切り替え実績は有りませんが、導入時のテストにおいて簡単、確実に切り替えられることが確認できたので、とても安心しています。

■期待と評価

-- Standby Expressおよびワイ・ディ・シーへの期待や評価などあればお聞かせください。

Standby Expressはマニュアルやサポートも充実しており、操作性も優れているのでとても使いやすいと思います。

ワイ・ディ・シーは、技術力が高く、経験も豊富なので、安心してDBの冗長環境を構築することができました。 慣れているなという印象で、とても頼りになる存在でした。

販売パートナー企業概要

デル株式会社

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本社:神奈川県川崎市幸区堀川町580番地 ソリッドスクエア東館20F
設立:1989年6月
事業内容:総合ITソリューション事業 ー パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的なITソリューションを提供

  • 取材日時 2016年10月
  • テンプホールディングス株式会社のサイト
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

お問い合わせ

  • TEL 042-333-6200
  • FAX 042-352-6100
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